7月27日の不幸
- 1890年
-
【自殺】「画家ゴッホ・ピストル自殺」
1890年7月27日にフランス・パリ郊外オーヴェルでオランダの画家・フィンセント・ファン・ゴッホがピストル自殺を図り、同月29日に死去。自殺はオーヴェルの麦畑付近でピストルを用いて自殺を図ったとするのが定説とされているが現場を目撃した者はいない。2016年にはゴッホが自殺に用いたとされるピストルがファン・ゴッホ美術館で展示されている。
- 1950年
-
【爆発事故】「広島県深江沖・機雷爆発」
1950年7月27日に広島県深江沖で漁網にかかった大型磁気機雷が爆発。この爆発による死者および行方不明者は46人。
- 1953年
-
【殺人事件】「バー・メッカ殺人事件」
1953年7月27日、東京・新橋のバー「メッカ」の天井から鮮血が落ちてきたことから騒ぎになり、証券ブローカーの博多周が刺殺体として発見された殺人事件。その後の捜査によりバーのボーイ2人が犯人として疑われたが、元証券マンの正田昭(当時24歳)を10月12日に京都で逮捕。正田はあくまでも無罪を主張したが、後に自白。1963年に死刑が確定し、1969年12月9日に死刑執行となった。没年40歳。この事件は麻雀や女性との交遊が激しかった正田による「アプレゲール犯罪」のひとつとされている。
- 1976年
-
【政治事件】「ロッキード事件」
1976年7月27日に発覚したアメリカ、オランダ、メキシコなど多くの財政界を巻き込んだ戦後最大の汚職事件。1972年、当時首相であった田中角栄がニクソン大統領との会談において、アメリカの航空機メーカー「ロッキード社」から航空機3台を受注する見返りに5億円を受け取ったとされる疑惑が発覚。この事件の発覚により、田中角栄は受託収賄、外国為替及び外国貿易管理法(外為法)違反の疑いで逮捕。田中の他、佐藤孝行運輸政務次官、橋本登美三郎元運輸大臣、”財政界の黒幕”と呼ばれた児玉誉士夫、国際興業社主の小佐野賢治、ロッキードの販売代理店「丸紅」の役員・社員など続々と逮捕者を出し、また、関係者から多数の不審死者が出る大事件となった。事件後、田中には懲役4年の有罪判決が下ったが、上告審の最中に死亡したため控訴棄却、事件は現在も多くの謎を残したままとなっている。
- 1981年
-
【急死】ウィリアム・ワイラー(William Wyler)【映画監督/ドイツ・アメリカ合衆国】
不朽の名作ともいわれる『嵐ケ丘』『ローマの休日』『ベン・ハー』『コレクター』等の映画を手がけ、ハリウッド黄金期である1940〜1950年代を代表する映画監督。生涯3度のアカデミー監督賞を受賞した人物として映画史にその名を残している(1943年『ミニヴァー夫人』1946年『我等の生涯の最良の年』1959年『ベン・ハー』)。晩年まで活動を続け、1981年7月27日に心臓発作で急死。没年79歳。
- 1985年
-
【死去】天知茂【俳優・映画監督】
ニヒルな二枚目として映画・テレビ・舞台にと様々なメディアで独特の存在感を放った名優。中でも三島由紀夫により丸山明宏の舞台『黒蜥蜴』の明智小五郎役に起用されたことで同役のイメージが定着。1977年から始まったテレビドラマ『江戸川乱歩の美女シリーズ』(土曜ワイド劇場)で25作にわたり明智小五郎を演じ続けた。1985年7月27日にクモ膜下出血で54歳没。
- 1989年
-
【航空事故】「大韓航空803便(マクドネル・ダグラスDC-10型機)着陸失敗事故」
1989年7月27日、リビアのトリポリ国際空港へ着陸進入をしていた大韓航空803便(マクドネル・ダグラス DC-10型機)が空港近くの住宅地に墜落。事故当時、濃霧による悪天候だったにもかかわらず、機長が空港への着陸を強行したため事故が発生した。この事故による死者は乗客乗員76人、地上での被災者6人、併せて80人となった。事故後、機長および副機長は過失罪で起訴、機長には禁錮2年、副機長には執行猶予付きの禁錮18カ月が言い渡されている。
- 1996年
-
【テロ】「センテニアル・オリンピック・パーク爆破事件」
1996年7月27日、アトランタオリンピックが開催されたいたセンテニアル・オリンピック・パーク内の野外コンサート場で起きた爆破事件。容疑者として元アメリカ陸軍兵士エリック・ルドルフが指名手配され、2003年に逮捕。仮釈放なしの終身刑となった。この爆破事件による死者は2人、負傷者は111人にのぼった。
- 2002年
-
【航空事故】「リヴィウ航空ショー墜落事故」
2002年7月27日にウクライナ・リヴィウのスクヌィーリウ空軍基地で起きた墜落事故。事故当時、空軍基地内ではウクライナ空軍による航空ショーを開催。事故は曲技飛行中の機体が観客席付近に低高度で進入した際に起き、急激に降下した機体の左翼が地面へと接触。そのまま滑走し駐機していた輸送機へとぶつかった後、観客エリアへと侵入、爆発・炎上した。この事故による死亡者は77人、負傷者は500人以上となった。
- 2010年
-
【自殺】山本真純【アナウンサー】
1999年に日本テレビに入社し、ニュース番組などで活躍した女子アナウンサー。2009年3月3日に結婚し、翌年2月に長男を出産。育児休暇中の2010年7月27日に宮城県仙台市青葉区のマンションの前で死亡。家族らの証言により、産後鬱による飛び降り自殺だといわれている。34歳没。
- 2011年
-
【自殺】伊良部秀輝【プロ野球選手・実業家】
1988年に尽誠学園高校から日本プロ野球のロッテ・オリオンズ(後の千葉ロッテ・マリーンズ)に入団し、以来、阪神タイガース、MLBのニューヨーク・ヤンキース、モントリオール・エクスポズ、独立リーグの高知ファイティングドッグス等で活躍した本格派右腕投手。ロッテ時代は当時日本最速の158キロを記録し、最多勝1回、最多奪三振2回、最優秀防御率2回を獲得する、日本プロ野球界最高レベルの右腕として球界に君臨した。日本プロ野球通算72勝69敗、MLB通算34勝35敗。引退後は暴行容疑で現行犯逮捕(不起訴)、実業に失敗するなど、暗い影を落とし、2011年7月27日に、ロサンゼルスの自宅で首吊り死体となって発見された。42歳没。その理由として家庭、妻子との不和が囁かれており、その遺骨は妻とその母により受け取りを拒否され、49日を待たずに無縁仏として千葉市内の寺院に埋葬されている。
- 2011年
-
【急死】レイ・ハラカミ【ミュージシャン】
1996年にデビューしたエレクトロ、テクノの作曲家、ミュージシャン。UA、くるり、イルリメ等人気ミュージシャンのプロデュース、リミックスを手掛け、2007年には矢野顕子とのユニット「yanokami」としても活動した。2011年7月27日に脳出血で急死。没年40歳。
- 2011年
-
【死去】三城晃子【タレント・女優】
“顔デカおばちゃん”の愛称で『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』を始めとしたテレビバラエティやドラマ、映画等で活躍した怪女優。お笑いプロレス「西口プロレス」のラウンドガールを務めていたことでも知られる。多臓器不全で65歳没。
- 2013年
-
【自然災害】「隅田川花火大会・初の中止」
2013年7月27日に行なわれた隅田川花火大会が、開始30分ほどで雷雨のため中止となった事件。当時36回目の大会であったが1997年の雨天延期以来、初の中止となった大会であった。この大会に集まった観客はおよそ80万人、会場近くの駅は一時入場規制となった。