11月19日の不幸
- 1983年
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【自殺】トム・エヴァンズ(Tom Evans)【ミュージシャン/イギリス】
ザ・ビートルズのレーベル「アップル・レコード」の新人としてデビューしたロックバンド、バッドフィンガーのギター、リードボーカル。ワーナーに移籍して再起を期したが、権利関係のトラブルから困窮し、その苦悩からリーダーのピート・ハムが1975年4月25日に首吊り自殺。その後もバンドは新メンバーを入れて活動を続けたが、1983年にトムもピートと同じ首吊り自殺を選択した。ピートとの共作であるバッド・フィンガー最大のヒット曲『Without You』の印税交渉に絶望し、ピートの死から立ち直れないままの自殺だったといわれている。没年36歳。
- 2004年
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【死去】ブライアン・トラックスラー(Brian Lee Traxler)【プロ野球選手/アメリカ合衆国】
MLBドジャース傘下のマイナーリーガーであったが、1994年に福岡ダイエーホークスに入団し129試合に出場、ホームラン15本を記録するなどの活躍をしたが、翌年ダイエーがメジャー・リーグの大物、ケビン・ミッチェルを獲得したことにより1年で解雇された。その後マイナーリーグに戻り、台湾リーグの和信ホエールズ等に移籍したが1998年に引退。マイナーリーグで打撃コーチになったが、37歳の若さで肝硬変により死亡。
- 2012年
- 【死去】宮史郎【歌手】兄の宮五郎、並木ひろしと結成した音曲漫才グループ「ぴんからトリオ」でデビュー演歌歌手。1972年に自主制作した『女のみち』が420万枚という大ヒットを記録した。1973年に並木が脱退すると「ぴんから兄弟」に改名し、1983年には兄も引退。以降はソロ歌手として活動した。多臓器不全で69歳没。
- 2014年
- 【死去】ジョニー大倉【ミュージシャン・俳優】矢沢永吉らと結成したロック・バンド「キャロル」で1972年にデビュー。ギター、ボーカル、作詞を担当し、『ファンキー・モンキー・ベイビー』等のヒット曲を送り出した。また、早くから在日韓国人二世であることを公表し、在日を主題にした映画『異邦人の河』で俳優を務めた。1975年にキャロル解散後、ソロシンガー、俳優として活動。2009年3月に悪性リンパ腫の手術を受け、2013年6月に肺ガンと診断された。翌年3月に退院したが8月に再発。再入院後、肺炎で死亡した。没年62歳。
- 2017年
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【獄中死】チャールズ・マンソン(Charles Milles Manson)【指導者・犯罪者/アメリカ合衆国】
1960年代のアメリカを賑わせていたカルト指導者であり、自らの元に集まった”マンソン・ファミリー”を指揮し1969年8月9日の「シャロン・テート殺害事件」翌日の「ラビアンカ夫妻殺害事件」で計5人の殺人事件を誘導した殺人犯。1971年4月19日に死刑判決が下されたものの、翌年2月にカリフォルニア州で死刑制度が一時的に廃止されたために終身刑に減刑された。2017年1月1日に胃腸から出血しベーカーズフィールドのマーシー病院に緊急入院。1月6日に刑務所に戻ったが、11月19日に同病院にて死亡。没年83歳。死因は結腸ガンと呼吸不全。