『バージニア州ノーフォーク上空で編隊を組むTBF(アヴェンジャー雷撃機)』(1942年撮影)

1945年12月5日は、フロリダ半島と、大西洋に面したプエルトリコ、そしてバミューダ諸島からなる三角形の海域、通称“バミューダ・トライアングル”で、演習していたアメリカ海軍のアヴェンジャー雷撃機5機が、消息不明になった日である。
この事件以降、1947年だけでも3件、1963年9月22日のアメリカ空軍C133カーゴマスターの失踪事件も合わせれば5件もの航空遭難事故が発生しており、この伝説のルーツを辿れば、1918年3月13日に同バミューダ海域で消息を絶った輸送船サイクロプス号に始まる船の消息不明事件も、代表的なものだけで1973年までに8件と多発している。1945年のアヴェンジャー機の墜落事故に際しては機長による「We are entering white water(白い水に突入する!)」というフレーズが伝説として一人歩きし、その原因に超常現象説が議論されていたが、その発言も1950年に『ヘラルド』紙に寄稿されたエドワード・ジョーンズのレポートで登場しただけであり、事実に基づいていたとは言い難い。その他にもブラックホール説、UFO説、電子雲説、メタンハイドレード説等々、様々なオカルト原因説が唱えられ、その多くは確証のないままに消えていったが、1970年代以降は同所での事故は話題に上ることもない。その意味で“魔の海域・バミューダトライアングル”は、海や空が未知の領域に止まり続け、人類の驚異であり続けた時代の《負の遺産》というべき伝説であることは間違いないだろう。

(写真はWikipedia Grumman TBF Avengerより使用。Public Domain)

12月5日の不幸

1791年
【夭折】ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)【音楽家/オーストリア】

ザルツブルグ生まれの不世出のクラシック音楽家であり、ハイドン、ベートーヴェンと並ぶ"ウィーン古典派三大巨匠"の一人。5歳で作曲をして以来、『魔笛』『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』からなる5大オペラ、交響曲、ピアノ協奏曲などあらゆるジャンルで膨大な名曲を遺した。『レクイエム K.626』作曲中の1791年11月20日から倒れ、12月5日深夜1時頃にウィーンの自宅で死亡した。没年3

2000年
【急死】鈴木その子【美容・料理研究家】株式会社トキノ(現・株式会社SONOKO)を創業し、独自のダイエット法で成功を収めた美容研究家。晩年はその過剰に色白なルックスを活かし"美白の女王"の名でテレビ・バラエティ番組で活躍した。1999年3月に腸閉塞を発症、翌年11月下旬には風邪で入院。そのたった1週間後に肺炎で急死した。没年68歳。戒名は「白蓮院妙容日苑大姉」。死の12日前には『笑っていいとも!』に出演していた。
2012年
【死去】中村勘三郎【歌舞伎役者】五代目中村勘九郎としての天才子役ぶりで話題になった歌舞伎役者。ミュージカルや現代劇に端役から進出したほか、「コクーン歌舞伎」や「平成中村座」を立ち上げ現代劇作家と新しい概念の歌舞伎を追求したことで知られる。急性呼吸窮迫症候群で57歳没。
2013年
【死去】ネルソン・マンデラ(Nelson Rolihlahla Mandela)【政治家・人権活動家/南アフリカ】若くして反アパルトヘイト運動に参加し、1964年には国家反逆罪により終身刑の判決を受け、27年間もの投獄を経て釈放、その後第8代南アフリカ共和国大統領となった政治家。1993年にはその功績からノーベル平和賞を受賞している。2001年7月に前立腺癌が発覚したが放射線治療を受け、2013年、肺の感染症でヨハネスブルグの自宅にて死去。没年95歳。