12月6日の不幸
- 1917年
-
【夭折】ロザリア・ロンバルド(Rosalia Lombardo)【イタリア/少女】
パレルモの役人であったマリオ・ロンバルドの娘であり、たった2歳で肺炎のために死亡した少女。その早過ぎる死を惜しんだマリオは、腕利きのエンバーマーとして知られたアルフレード・サラフィアに愛娘の遺体を委ね、エンバーミング処理の後に「カプチン・カタコンベ」で公開。他のどの死体にも勝る美しさで、パレルモの”カプチン・カタコンベの眠れる美女”と呼ばれている。
- 1917年
-
【水上事故】『ハリファックス大爆発』
カナダ・ノバスコシア州のハリファックス港で軍事用の火薬を大量に積んだフランスの貨物船モンブランが停泊中のノルウェー船イモに衝突。主にモンブランに積まれていた2,600トンもの火薬類が爆発し、”人類史上最大の火薬爆発事件”といわれている。モンブランの乗員は激突後に対岸に非難し、難を逃れたが、25分後にハリファックス港に流れ着いた船は大爆発を起こし、消火員や救助員、そして多くの見物人と、住民の約2,000人が死亡、約9,000人が負傷という大惨事であり、当時人口5万人のハリファックス市の20パーセント以上が死傷した計算になる。
- 1989年
-
【大量殺人】【スクールシューティング】「モントリオール理工科大学虐殺事件」
アンチフェミニストの学生、マルク・ピレーヌが、フェミニストの殺害を狙って教室内に突入。女生徒9人のうち6人を射殺し、そのまま他の教室にいた女生徒にも乱射を続け、合計で14人の女生徒を殺害し、14人の生徒を負傷に追い込んだ。そしてそのまま自らも拳銃自殺。没年25歳。犯行の動機は幼い頃から父親に植えつけられたアンチフェミニズムであったといわれている。ちなみに、この事件を目撃した生徒がそのショックから立ち直れず自殺するという事件も発生している。
- 1998年
-
【死去】ロイ・オービソン(Roy Kelton Orbison)【歌手/アメリカ合衆国】
1964年のヒット曲『Oh, Pretty Woman』で知られるロックン・ロール・シンガー。晩年までツアーに出るなど精力的な活動を続けたが、心筋梗塞で52歳没。
- 2017年
-
【死去】海老一染之助【曲芸師】
2歳上の兄である海老一染太郎とのコンビで長らく活躍した太神楽(だいかぐら)師。実際の曲芸を行なう「肉体労働」担当。「おめでとうございま〜す!」「いつもより余計に回しておりま〜す!」という兄のかけ声とのコンビ芸で主に正月等の祝い事を中心に活躍した。2002年2月2日に染太郎が70歳で死亡してからは1人で活動していたが、晩年は糖尿病を患い、2017年12月6日に肺炎で死亡。没年83歳。