12月13日の不幸
- 1466年
-
【死去】ドナテッロ(Donatello)【彫刻家/イタリア】
ルネサンス初期にフィレンツェ、パドヴァ等で活躍しその後の美術界に多大な影響を与えた世界的な彫刻家。代表作1440年頃に制作されたブロンズ製の『ダヴィデ像』は古代以来最初の裸の立像とされ、レリーフの技術を編み出したことや遠近法を用いたことなど、技術的な意味で後世に多くの影響を及ぼしている。また、私生活では同性愛者であったということでも知られている人物である。1466年12月13日に80歳没。
- 1944年
-
【自殺】ルーペ・ヴェレス(Lupe Vélez)【女優・ダンサー/メキシコ】
メキシコ出身ながら20世紀初めのハリウッドで大成功を収めた女優。代表作『Mexican Spitfire』の通りかんしゃく持ち(Spitfire)の激しい気性で知られ、その過度に情熱的なパーソナリティは様々なスター達を虜にし、チャールズ・チャップリン、ゲイリー・クーパー、エロール・フリン、ジャック・デンプシー等という錚々たる男性遍歴で世間を騒がせた。婚約していた若手俳優のハラルド・ラモンドの子をその身に宿しながらブランデーと75錠の睡眠薬セコナールを飲んで自殺。36歳没。死因は、ラモンドとの破局、そして生まれてくる子が私生児となることを避けるためといわれているが、双極性障害の発作とも、替え玉殺人とも多くの都市伝説的な後日譚が囁かれた。
- 2001年
-
【夭折】チャック・シュルディナー(Charles Michael “Chuck” Schuldiner)【ミュージシャン/アメリカ合衆国】
デスメタルバンド「Death」のボーカル・ギタリストとして知られるロック・ミュージシャンで、”The Godfather of Death Metal(デスメタルの父)”と呼ばれる人物。その後デスメタルの代名詞となる歌唱法「デスグロウルスタイル(デスボイス)」の発明者のひとりと言われている。1999年5月に悪性の脳腫瘍と診断され、すぐさま放射線治療と摘出手術を行なった。その後快方に向かったと思われ音楽活動も再開したが、2001年12月13日に脳腫瘍のため死亡。没年34歳。
- 2007年
-
【死去】メイ牛山【美容研究家・教育者】
本名・牛山マサコ。「ハリウッド化粧品」創業者である牛山清人と結婚し、海外留学の経験を活かし日本の美容技術の発展に寄与した人物。ハリウッド美容専門学校(現ハリウッドビューティ専門学校)で長年にわたり後進の指導に当たった。で2007年12月13日に心不全で96歳没。長年の貢献に敬意を表し、その死後の2013年4月30日に、一般社団法人日本記念日協会によりメイの誕生日である1月25日が「美容記念日」として登録された。