脳をスキャンするだけで人のスキルや適正が特定できる
脳をスキャンするだけで人のスキルや適正が丸わかりだったことが判明! 就職試験や面接は時代遅れに
近い将来の就職面接では質疑応答はそこそこにして、その場で脳をスキャンされてしまうかもしれない!? 最新の光学を駆使した脳計測装置で当人の脳をスキャンすれば、どの程度のスキルを持っているのかが丸分かりであるという。
■脳活動をモニターすることで優れたスキルを特定
外科医や歯科医などの専門職では高度な知識と経験に加えて手先の器用さが求められている。見込みのある新米医師を見定めるには、熟練した医師の“プロの目”が必要とされるが、今後は誰にでも簡単に有能な人材を見いだせるようになりそうだ。最新の脳イメージング技術を使って新人医師や医学生がどれくらいオペレーションに習熟していのかが正確に判定できるのだ。
米・レンセラー工科大学やハーバード大学医学大学院の研究者をはじめとする合同研究チームが先ごろ「Science Advances」で発表した研究では、光学的に脳をモニターするNIRS脳計測装置(fNIRS)と機械学習システムを用いて、手術シミュレーションにおける習熟レベルが判定できることを報告している。
これまでの研究で高度な運動能力を必要とする特定の技術に熟達した人が活動に取り組んでいる最中には、脳が特定の動きを見せることがわかっている。具体的には、運動機能障害、認知機能のレベル、運動行動、知覚、マルチタスキングといった活動が脳のどの領域に結びついているのかが突き止められているのだ。
ということは、逆に脳活動をモニターすることで、当人の優れたスキルを特定できることになる。そして研究チームは脳イメージング機器を用いて、難度の高い課題に取り組む者の脳が、高度に熟練した人々の脳に似た活動をしているかどうかを観測したのである。
研究チームは実験参加者の脳をfNIRSでモニターした状態で、腹腔鏡手術の許可証を得るための手術シミュレーションに挑んでもらった。参加者は4つのタイプに分かれ、熟練したベテラン外科医、研修医、トレーニングを受けた医学生、トレーニングを受けていない医学生である。そして、これに加えてまったく医療に関係のない一般人にコントロールグループとして参加してもらった。
fNIRSのレーザーが埋め込まれた帽子型の機器は脳に流入する血中酸素量の変化を検出し、脳の特定の領域での活動の様子を表示する。そして機械学習システムを用いてこれらの脳活動を評価した。
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