UMA「ヒツジ男」を追っていた女が死亡!! 鉄道高架橋下に潜む悪魔=アメリカ
トカナが何度も指摘してきたように、米国にはそれぞれの州で独自のUMA(未確認動物)伝説がある。オハイオ州の「グラスマン」、ウェストバージニア州の「モスマン」、ニュージャージー州の「ジャージー・デビル」、サウスカロライナ州の「トカゲ男」、ロッキー山脈一帯の「ビッグフット」……。そして今、ケンタッキー州ではUMA「ヒツジ男」が絡むと思しき奇妙な死亡事件が発生し、住民は恐怖に怯える日々を送っているという。早速、詳細をお届けしよう。
今月23日、深夜のことだった。地元放送局「KLTV」によると、ケンタッキー州の工業都市ルイビス郊外、フィッシャーヴィルを走る古い鉄道高架橋で、観光客の女性が貨物列車と激突し25~30m落下、全身を強打して死亡した。女性はオハイオ州デイトン出身のロキ・ベインさん(26)。事故現場にボーイフレンドも居合わせたが、彼は無傷で生還している。
ボーイフレンドが明かした事件のいきさつはこうだ。事故当時、カップルはともに鉄道高架橋の線路を徒歩で渡っていたが、ちょうど真ん中に差しかかったところで、後ろから列車が迫っていることに気づいた。古い鉄道高架橋は、線路ぎりぎりの幅しかないほど細い。走って渡り切ることを断念した彼らは、高架橋の縁にぶら下がることで助かろうとした。ところがロキさんは、恐怖のあまり手間取ってしまい列車と激突。弾き飛ばされて死亡したという。
それにしても彼らは、なぜ高架橋を渡るという愚かな行為に及んだというのか? 地元住民が恐怖に怯えているのは、まさにその理由にあった。そう、ボーイフレンドの口からケンタッキー州のUMA「ヒツジ男」の名が飛び出したのだ!
■鉄道高架橋の下に棲むUMA!?
話を続ける前に、このUMAの概要について解説しよう。UMA「ヒツジ男(Pope Lick Monster、Goatman)」とは、ケンタッキー州の高架橋の下に棲むと考えられている、頭部がヒツジ(ヤギ)、体が人間のハイブリッドUMAである。
「ヒツジ男」は、縄張りに進入してきた人間に催眠術をかけることができる。そして高架橋を歩いて渡るように仕向け、事故死へといざなう恐ろしい存在だ。特に10代の若者やカップルが標的になることが多いとされる。
■「ヒツジ男」に殺られてしまったのか?
そして今回、事故から生還したボーイフレンドが語った“鉄道高架橋を渡った理由”こそ、「『ヒツジ男』に会うため」。つまりカップルは、旅行中に偶然「ヒツジ男」の伝説を耳にして、このUMAを探すために高架橋を歩いたというのだ。しかし、当然ながら地元の人々は「ヒツジ男」の狡猾さを知っている。実は催眠術にかけられ、意識の朦朧とするなかで事故に遭ってしまったのではないかと囁く声も上がっているのだ。
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