世界大戦からアパルトヘイトまで! 命懸けの勇敢な行動で世界を激変させた子ども5人
■イクバル・マシー
1983年、パキスタン・パンジャーブ州の貧しい家庭に生まれたイクバルは、4歳の頃に12ドルのために売り飛ばされ、1日12時間にも及ぶ奴隷同然の強制労働を強いられることに……。10歳の頃に人権団体の助力により自由の身となったイクバルは、世界中で行われる児童労働を廃止させようと債務労働解放戦線に加入。その後、拘束労働を強いられていた子ども3,000人以上を救出したり、世界中で児童労働についてのスピーチを行うなど、児童人権活動家として活躍した。しかし1995年に何者かに殺害され、12歳という若さで無念の死を遂げてしまった。
■タンディウェ・チャマ
1999年、ザンビア共和国に暮らす当時8歳のタンディウェ・チャマは、教師不足により学校が閉鎖されたことに納得がいかず、教育を受けるために別の学校まで60人もの子どもを引き連れ歩いた。タンディウェはその後も子どもが教育を受ける権利のために声を上げ続け、教会で子どもの人権やエイズについて議論するなどの活動を行っている。また彼女は子どもにエイズの危険性を伝えるため、「エイズに感染した鶏」という冊子も作成。2007年には自身の勇敢な行動が認められ、タンディウェは国際子ども平和賞を16歳で受賞した。彼女は、「子どもにも権利があるということを知ることはとても重要」だと語っている。
参考:「LISTVERSE」、ほか
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