脳サイボーグ兵士、“液体培養”される戦闘機…! 2017年注目の“超・危険”軍事兵器4選!
●昆虫型ドローン
直接敵地に乗り込む必要がなく、安全な場所から効率的に敵の戦力を削ることができるドローン(無人戦闘機)の戦略的重要性は年々増してきている。
米科学サイト「LIVE SCIENCE」(12月16日付)など複数の報道によると、現在、ハーバード大学の研究者らが、小型の昆虫型ドローン「Robobee」を研究・開発しているという。「Robobee」は、0.1グラムにも満たない超軽量ドローンであり、ハチのように羽ばたくことで飛行能力を持つそうだ。あまりにも小型のためエネルギーを蓄えておくことができず、現在のところ電源ケーブルが必須とのことだが、今後独立したバッテリーを搭載するようになれば、軍事転用はほぼ間違いないだろう。
ドローン戦争を描いた映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』では、超小型昆虫型ドローンがテロリストのアジトに潜入し、内部偵察するシーンがある。映画はあくまで映画であるが、現実の昆虫型ドローンの利用方法の1つとして十分あり得るだろう。
●サイボーグ兵士(脳内マイクロチップ)
英紙「Huffington Post」(2月9日付)などによると、軍事技術開発機関「アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)」が、兵士の脳内にマイクロチップを埋め込むことを計画しているという。表向きは脳に障害を負った負傷兵の治療装置とされているが、兵士の認知能力の向上も目的の1つとして挙がっているため、戦闘時のパフォーマンスを高める目的もあるのではないかとも噂されている。
DARPAでは他にも、脳から思考を読み取る神経インターフェース「stentrode」の開発も積極的に行われている。この装置が首から脳に繋がる血管に取り付けられると、電極がニューロン活動を読み取り、その情報が実際の行動へと“翻訳”されるという。すでに、羊を使った動物実験に成功しており、人間においても義手を動かすぐらいなら可能だという。2017年からは本格的な人体実験も計画されているそうだ。士郎正宗の漫画作品『攻殻機動隊』に登場する草薙素子のように“義体化”したサイボーグ兵士が生み出される日もそう遠くないかもしれない。
今まで最新軍事兵器といえば高性能戦闘機、強大な破壊力のミサイルなどが相場であったが、2017年からはSFで想像されてきた兵器が現実化していきそうだ。楽しみな一面もあるが、兵器はどこまでもいっても兵器であり、戦争の道具でしかないことは忘れてはならないだろう。
ドローン、サイボーグ兵士など、人間の身体性を排除した合理的な兵器が支配的になればなるほど、戦争は非情になり、殺人も簡単になっていくことが予想される。合理的な殺人という点では、現代の政治指導者や軍事兵器開発者も、ガス室でユダヤ人を効率的に殺したヒトラーと変わらないのではないだろうか……?
(編集部)
参考:「LISTVERSE」、「Daily Mail」、「Live Science」、「Huffington Post」ほか
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2024.10.02 20:00心霊脳サイボーグ兵士、“液体培養”される戦闘機…! 2017年注目の“超・危険”軍事兵器4選!のページです。サイボーグ、兵器、DARPA、ケムピュータ、自由電子レーザーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで