島根地震は南海トラフ巨大地震の前兆だった!? 過去データで連動事例が多数判明、西日本は本気でヤバい事態
もっとも、「単に4月に地震が起きるというだけでは、予知夢の的中とはいえない」と思った読者がいるかもしれない。しかし、七曜氏は地震発生直後の筆者とのやり取りで、実際に「寝ていたところを緊急地震速報で起こされた」と明かしている。さらに、ブログ記事を読み直してみれば「周囲が暗かった」という記述もあり、夜間に地震が起きることを暗示していたとしか考えられない。また、七曜氏は中国地方在住であり、今回の震源から地理的にそう遠くない場所で暮らしているのだ。これほど現実世界とリンクした夢など、普通では考え難いことだ。
■やはり「リング・オブ・ファイア」の活動と関連!?
実は、南海トラフ巨大地震に先立ち、西日本の内陸で活断層地震などが起きると指摘する学者は多い。東北大災害科学国際研究所教授の遠田晋次氏もその1人で、「西日本の内陸地震は阪神大震災以降、次の南海トラフ地震に向け活発化しているとみたほうがよいでしょう」(産経WEST、2018年4月9日)と語っている。さらに、「熊本地震がそうだったように、大地震の前に活断層近辺で地震活動が活発化する傾向があります」(同上)とも警告する。 ところで筆者は、4月に入ってから太平洋をぐるりと取り囲む「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」の南から西にかけて、M5~6の地震や火山噴火が相次いでいたことから、これが次第に北上して日本付近でも同クラスの地震や火山噴火が起きるかもしれないと感じ、自身のブログで注意を呼びかけていたのだが、残念ながら現実になってしまった形だ。では、次にどのような事態が待ち構えているのだろうか?
■西日本で活断層地震→南海トラフ巨大地震の実例多数!
では、過去の南海トラフ巨大地震において、その前に西日本を地震が襲っていた例はあるだろうか? 調べてみると、恐ろしい事実が浮かび上がってくる。なんと南海トラフ巨大地震の3年~半年前に、いくつもの活断層大地震が起きていたのだ。以下にその例を示す。
例1
・ 1705年5月24日:阿蘇山付近で地震、阿蘇坊や岡城で破損多く、死者あり。
↓
・ 1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域が震源域)、M8.4~8.6、死者5,000~20,000人以上。
例2
・ 1854年7月9日:伊賀上野地震(三重県伊賀市北部)、M7前後、死者約1,800人。
↓
・ 1854年12月23日:安政東海地震、M8.4、死者2,000~3,000人。
・ 1854年12月24日:安政南海地震、M8.4、死者1,000〜3,000人。
例3
・ 1943年9月10日:鳥取地震、M7.2、最大震度 6、死者約1,000人。
↓
・ 1944年12月7日:昭和東南海地震、M7.9、最大震度6、死者・行方不明者1,223人。
・ 1946年12月21日:昭和南海地震、M8.0、最大震度5、死者・行方不明者1,443人。
補足すると、例1の阿蘇山付近の地震は、震源が2016年の熊本地震に近く、また例3の鳥取地震の震源は鳥取市で、今回の島根県西部からそう遠くない。それを考えれば、今後3年ほどの期間に南海トラフ巨大地震(南海・東南海・東海)が発生しても何ら不思議はない。
さらに付け加えるならば、先月の記事で指摘した通り、台湾での大地震発生から1年ほどの間に西日本を大地震が襲った事例が20件以上確認されており、その中には南海トラフ地震(1946年の昭和南海地震)も含まれている。今年2月に台湾で震度7の地震が起きてしまったことを考えると、これからは二重の意味で警戒が必要だ。今後しばらくの間、西日本在住の方々は、それなりの防災準備と覚悟をもって生活することが望ましい。
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2024.10.02 20:00心霊島根地震は南海トラフ巨大地震の前兆だった!? 過去データで連動事例が多数判明、西日本は本気でヤバい事態のページです。サイキック、百瀬直也、島根県、活断層、霊媒師、南海トラフ巨大地震、リング・オブ・ファイア、西日本などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで