エリザベス女王がムハンマドの直系子孫だった可能性が浮上! 英紙『エコノミスト』が報道、イスラム指導者も認定!
サイーダはムラービト朝がセビリアが占領すると、キリスト教に改宗し、アルフォンソ6世(カスティーリャ王)の妻となり、息子サンチョを出産。そして、サンチョの子孫が後に、中世イングランドの王族エドムンド・オブ・ラングリー (初代ヨーク公)に嫁いだことで、ムハンマドの血統がイングランド王族と合流したのだという。
ただし、「The Economist」によると、サイーダの出自については不明なところがあり、ムータミドの娘だとする説もあれば、ムータミドの息子の妻、つまり義理の娘だとする説もあるようだ。ちなみに、Wikipedia英語版によると、キリスト教系の年代記ではサイーダをムータミドの娘だとしているが、より信頼性の高いとされるイスラム教の年代記では義理の娘だとされているという。
ともかく、今回の件がキリスト教とイスラム教、西洋世界とイスラム圏を結ぶ1つのきっかけとなってくれれば、これ以上のことはないだろう。 エリザベス女王がムハンマドの子孫である可能性は五分五分といったところだが、いずれにしろ、英国国教会のトップが、ムスリムの子孫であることに違いはないだろう。そのためだろうか、「The Economist」によると、エリザベス女王の息子であるチャールズ皇太子は、オックスフォード・イスラムセンターを支援するなど、イスラム教に魅了されており、かつてイスラム式の挨拶もしたことがあるという(少々いやらしいが、「The Economist」は、チャールズ皇太子を“ビン・フィリップ”と表記している。binは、オサマ・ビン・ラディンのように「~の息子」という意味で、イスラム圏の人名に頻繁に使われる)。
参考:「New Scientist」、「Times of Israel」、ほか
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