>  > イラク人質事件で交渉した男が書いた『世界のタブー』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
Uda.jpg
世界のタブーがよくわかる本』(笠倉出版社)

 ナルホド……。

 筆者は昨年まで弁護士を務めていた。そのため、世界には私たち日本人の常識をはるかに超えたトンデモな法律や不文律があることは重々承知していたつもりだった。しかしそれにしても、である。ジャーナリストの宇田川敬介氏の新著『世界のタブーがよくわかる本』(笠倉出版社)を読むと、50歳手前のオッサンになってもまだまだ知らないタブーがたくさんあることに衝撃を覚えてしまう。しかも、それを犯した結果、私たちの生命にまで危険が及ぶような深刻な事態を招いてしまう危険があるというのだから、戦慄を覚えざるを得ない。

 では、多くの日本人がまだ知らない「絶対にやってはいけない」世界のタブー、その一例を厳選して紹介しよう。


■日本人にとってお馴染みのはずの欧米だが……?

 まずは「ヨーロッパ・アメリカ編」から。食も生活様式も、これだけ欧米化した現代の日本だ。それほど私たちの感覚とかけ離れたタブーなど存在しないだろう……と思いきや、とんでもない!

 フランスでは、歩行者が横断歩道を一歩でも外れたら交通事故に遭っても保険が下りないそうだ。日本では、青信号の点滅時に、横断歩道から少しだけ離れた場所をわたろうとする人はどこにでもいる。しかし、「過失相殺」が厳しいフランスでは一律に「横断してはいけない場所で横断した」と判断され、そんな人間を保護する必要はないと考えられてしまうのだ。

 また、アメリカでは気安くトイレの扉をノックしてはいけない、というものがあるそうだ。「抵抗権」の意識が強いアメリカ人にとってこのような行為は、「入っていることがわかるのに、なお催促する」という意味だけでなく、「早く出てこい、チキン野郎」といった喧嘩を売るメッセージになってしまうのだ。扉越しに銃弾が飛んでくることさえ考慮しなければいけないとは……その恐怖で漏らしてしまいそうだ。

 さらにヨーロッパでは、食事中に絶対に塩を手渡ししてはいけないそうだ。塩というものに宗教的な意味も含まれていることは日本も同様であり、ここまでは問題ない。しかし、フランスやスペインでこれを相手に手渡すという行為は、相手が「穢(けが)れたもの」つまり「悪魔が取り憑いている」というように解釈されてしまうのだ。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。