クリスマス島のアカガニ大移動が圧巻すぎる! 理学博士「人間の伝染病が関係」
画像は「YouTube」より引用
――科学分野だけではなく、オカルト・不思議分野にも造詣が深い理学博士X氏が、世の中の仰天最新生物ニュースに答えるシリーズ
画像は「Wikipedia」より引用
オーストラリア大陸の北西、インド洋に浮かぶ熱帯雨林に覆われた絶海の孤島、オーストラリア連邦領「クリスマス島」――。この島の名物は、固有種の甲殻類「クリスマスアカガニ」の大移動だ。雨季の10~11月になると、このアカガニは森から海へと大移動する。その総数は、なんと数千万匹といわれ、道路も庭も家の中さえもアカガニが埋め尽くすという。
クリスマス島は、1643年のクリスマスにイギリスのロイヤル・メアリ号が同島に到着したことからその名が付けられた。面積136平方キロメートルの小さな島だが、周囲の海底は約5,000mの深さ、つまり海岸から深海が連続している。リン鉱石の採掘と輸出が主要産業で、現在は2,000人ほどが暮らしている。
■研究者の聖地、クリスマス島
「クリスマス島は甲殻類研究者の聖地だ、なんていわれています」
画像は「Wikipedia」より引用
そう話すのは、生物学に詳しい理学博士X氏である。クリスマス島には、ヤシガニやアオガニなども数多く生息しており、まさに陸性甲殻類の天国といえる場所であるそうだ。そして、専門の研究者をして一度は見てみたいと言わしめるのが、このクリスマス島のアカガニ大移動である。
「アカガニは普段は森の中で暮らしており、島の至る所で見ることができるようです。ですが、1年に一度の大移動はまさに圧巻の一言です」
普段は森の土の中や岩陰に潜んでいるアカガニたちだが、雨季になると放卵のために海岸へと移動を開始する。クリスマス島の周囲は、そのほとんどが高さ10~20mの断崖になっており、砂浜のある海岸は少ない。アカガニたちは、その数少ない海岸を目指し、森から海岸までを文字通り埋め尽くすのだ。
関連記事
最新記事
- 人気連載
奇習! 混浴公衆浴場における“裸のつきあい”の実態がヤバすぎる「隣の奥さんのホクロの数も知ってる」「その場でしちゃうことも」
【日本奇習紀行シリーズ】 東海地方 画像は「Thinkst...
奇習! 箱詰めにされた全裸の少女たちは“実験動物”だった ― 大阪の勤労少年が見た敗戦国の哀しい現実とは?
【日本奇習紀行シリーズ】 大阪 画像は「pixabay」よ...
関連リンク
コメントする