物理学者「テレポートは既成事実」テレビ番組で主張! 「スタートレック」の世界はもう現実に?
■「量子テレポーテーション」とは何か?
番組の中では具体的な説明はなかったようだが、教授の話のベースになっているのは「量子テレポーテーション」であろう。
量子テレポーテーションの理論と技術は実はここ数年でめざましい進展を見せていて、今年の5月にもオランダのデルフト工科大学の研究チームが量子テレポーテーションを100%の精度で成功したことを「Science」で発表して学会を賑わせているのだ。ちなみに日本人の科学者、古澤明教授もこの分野では最先端を行く研究者の1人だ。
ではいったい、この量子テレポーテーションとはどんなものなのだろうか?
これを理解するには難解なことで悪名高い(!?)「量子力学」のイロハを齧る必要があるのだが、ここでは超超々単純化して解説してみたい。
■超簡単解説:テレポーテーションの原理
まず、非常に密接な関係性を持って生み出された2つの量子(粒子、光子などの総称)を思い浮かべて頂きたい。人間で言えば双子のようなこの2つの量子は「量子もつれ」の状態にあると定義されている。
そして、なんとこの「量子もつれ」の状態で生み出された2つの量子は、その後離れ離れになったとしても、まるで電話線か電波で繋がっているかのようにお互いのことが分かり合えているのだという。この2つの量子の間をいったい何が結んでいるのか? その解説は専門家にしてもらうしかないが、確実に「結ばれている」ことが既に証明されているということで、一般人からしてみれば単純に驚くしかない。
この前提を踏まえ、ここからが実際の量子テレポーテーションの話になるのだが、この2つの量子(量子Aと量子B)を離れた場所に配置する。AとBの間の距離は数メートルでも、たとえ地球の裏側であったとしても構わないということだ。
そして実験者が量子Aに手紙(情報)を与えたとする。すると量子Aは量子Bに今第3者から手紙を受け取ったことを伝え、その次の瞬間、なんとAは手紙とともに消滅してしまうのだ。そして離れた場所にいるBはAが手紙を受け取ったことを知らされ、その次の瞬間、なんとBは手紙そのものになってしまうのである。こうして手紙の情報を、FAXでも電子メールでもない方法で距離を隔てて伝えることができるのだ。
「そんなバカな!」と思う者が筆者を含めてほとんどだと思うが、この実験は実際に着々と進められていて、遂にデルフト工科大学では100%の確率で成功したということで、もはや否定のしようがない事実になってしまっているのである。
量子のこの働きをベースにした「量子コンピュータ」の開発も既に進められていて、将来は電話線でも電波でもない「量子ネットワーク」とでも呼べそうな通信環境でPCが結ばれる日が来るということだ。まったくもって驚かされるばかりである。
ともあれ、我々の知らないうちにも科学技術が劇的に進歩し続けていることは間違いないようだ。今後も、このような「未来の生活」を感じさせてくれる最新情報をチェックしていきたいと思う。
参考:「Yahoo!」
ブライアン・コックス教授のHP:「Apollo’s Children」
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