「裏モノコレクター」として生きる男、渡辺亮介氏 第3回

左翼も右翼もイスラム国も魅力的で ― 人生の全てを賭けて裏モノを集める男

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■KKK(白人至上主義団体)、ネオナチ、CIA、KGB、IS(過激派組織「イスラム国」)のグッズ

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 最近では渡辺氏は、新たなコレクションを買うために、かつて購入したものを売るという資金運用も行っている。

 長い年月を経るにしたがって、「どんどんコレクションが先鋭化している」と渡辺氏。暴走族や任侠団体をテーマとしたものでも、誰でもが購入できる市販のマンガや雑誌は近年、手放し始めているそうだ。その代わり、よりレアで手に入れにくいものに興味は向かっている。

 例えば、アメリカの秘密結社「KKK」(白人至上主義団体)のグッズが揃っている。それらはネックレスやワッペン、ベルトのバックルなどだ。また、ドイツを拠点に、ヨーロッパ各地にも広がりつつある「ネオナチ」のワッペンやCD、ジャンパーなどの関係品も集めているという。さらに、CIAやFBI、KGBのTシャツ、キャップ、手帳(レプリカ)、時計、ワッペンなど、コレクションは一般ではまず目にしないものを強化しつつある。中には、IS(過激派組織「イスラム国」)が処刑動画で被っていたものと同様の覆面などもあり、「どのように手に入れられたんですか?」と聞くと、「様々なルートでです……」と含みをもたせるのみだった。

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 渡辺氏は語る。「僕は様々な団体の意図や志向を丸ごと知ろうと思って購入しています。ISがなぜあのような言動に至るのか理解しようとしますし、イスラム教への興味から、代々木上原にあるモスクにも通いました。かといって、KKKやネオナチなど、それらの団体の主張を全て容認しているわけでもないんです。だから、よく言われるんです。『渡辺君はアブないから付き合わないほうがいい』って。警察からもマークされたりしますけど、僕がなぜ裏モノを集めているかは、僕を見てもらえばわかりますから。だから、そういう人達には、好きで純粋にやってるってきちんと説明しますよ。そうすると、わかってくれます」

 渡辺氏の興味は果てしない。彼のコレクションの中には、任侠団体のものも左翼のものも右翼のものもある。

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(取材・文=山辺健史/やまべ・たけし、写真=新納翔)


・第4回は28日16時配信予定

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