「ゴルゴ、ばいばい」スナイパー不要論が噴出! 2.1キロ先が狙える超小型ミサイル登場で
世界第1位のミサイル・メーカーとして知られる、アメリカの軍需製品メーカー・レイセオン。同社が全長約400mmのマイクロミサイル・pike(パイク)の試射テストに成功したと発表した。日本ではあまりミサイルというものに馴染みがないからか、pikeの成功に対し「もうスナイパーも不要ってこと?」という声が上がっている。
マサチューセッツ州ウォルサムに本社を構え、年間売上2兆円超、従業員数約7万人を誇るレイセオン。創業当初はアメリカン・アプライアンス・カンパニーという名だったが、最初の製品(整流器)がレイセオンだったことを受け、社名も同製品に変更した。同社は第二次世界大戦中、マグネトロン・チューブというレーダーの大量生産を成功させ、連合軍の勝利に貢献。1948年には、誘導ミサイル開発など、軍事において数多くの実績を残している。また、湾岸戦争時の映像によく映る、トレーラー移動式のパトリオットミサイルも同社の製品で、目にしたことがある人も多いだろう。
そのレイセオンが新たに製造した、全長約400mm、重量約770グラムの精密誘導兵器・pike。超小型サイズということもさることながら、pikeの突出した点は、スタンダードなグレネードランチャーを使用し、2.1km先の目標地点に命中させることが可能ということ。従来のミサイルの最大射程距離が400m、また小型スナイパーライフルでも有効射程は1.6kmとされていることを考えると、2.1kmという距離は圧倒的である。その上、噴煙がまったく出ないといった性能も兼備。“pike=「(槍で)刺す・傷つける・殺す」”という名に恥じぬミサイルとなった。
非の打ち所がないこのpikeに、日本からは「すごいなこれ」「暗殺し放題」「アメリカってほんと、いつの時代も最強だな」など、称賛する声が多数上がった。
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