夢遊病者の体重は消えている? 特別な意識が起こす「空中浮揚」の謎!!

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■僧侶の空中浮揚

1111dailymailrakka_03.jpg※画像:「YouTube」より

 夢遊病による体重変化とは異なるが、我々は、部屋の中の物体がひとりでに動き出すようなポルターガイスト現象を時折体験することがある。これは外部の物体の重量を変化させるものだが、このような現象も、感情コントロールの難しい思春期の女の子の身の回りで発生しがちだともいわれる。

 また、トリック画像も多く出回っているものの、瞑想中に体が空中浮揚する現象は古くから報告されており、意識が特別な状態に達すると、ヒトは自身の重量を失うことがあるとされる。

 例えば、2011年6にディスカバリー・チャンネルの番組『ザ・スーパーナチュラリスト』ではネパールの仏教僧が瞑想時に空中浮揚する映像を紹介している。その年配の仏教僧は、取材に来たマジシャンから空中浮揚のデモンストレーションを求められると、これはマジックとは異なると穏やかな表情で説明して瞑想を始める。そして、ロウソクの火に囲まれた部屋でマントラを唱え、極めて短時間で空中浮揚をやってみせた。

※2011年6月29日に放映されたディスカバリー・チャンネルのドキュメンタリー番組『the supernaturalist』で紹介されたネパールの僧侶による空中浮揚

■驚愕のシャーマンの空中浮揚

1111dailymailrakka_04.jpg※画像:「YouTube」より

 また、1970年代にドイツのテレビジャーナリストのラルフ・オルソンが撮影したアフリカのシャーマンによる空中浮揚も有名だ。そのシャーマンは、まだ明るい時間帯に空中浮揚を行う現場の砂浜を訪れ、棒で反時計回りに足下に輪を描くと、その棒を折って天に投げ上げる。その後、意識を集中させながら、描いた輪の上を反時計回りに歩く。そんな下準備を終えて、パフォーマンスが行われるのは日が沈んでからである。人々が集まると、そのシャーマンは火の輪の中に入り、意識を集中させる。そして、立ったまま空中浮揚を行うのである。

※2011年6月29日に放映されたディスカバリー・チャンネルのドキュメンタリー番組『the supernaturalist』で紹介されたネパールの僧侶による空中浮揚


 これらはインターネットの動画サイトを通じて見ることができる。もちろん、筆者は具体的にこれら特定の例がトリックなしの映像なのかどうかは知らない。だが、反重力の調査・研究を行ってきた背景から、決してありえない現象ではないと考えている。そして、このような「異常」の背景を紐解く鍵は「意識」にあると思われる。

 異常な現象が起こる際、夢遊病者は完全に睡眠状態(夢遊性トランス状態)にある。瞑想を行う仏教僧も通常とは異なる意識に自身を導く。また、シャーマンも集中して自身を変性意識に導いている。三者はそれぞれまったく異なるアプローチを行っているものの、共通する点がある。それは、通常の意識ではアクセスできない向こうの領域に入り込んで、こんな異常を体験しているということである。

 だが、いずれの場合も中途半端な意識では駄目だ。向こうの領域に、いわばチャンネルを完全に合わせ、同化することができて初めてこのようなことが起こるのだ。

 おそらく、このように指摘されても、読者にはあまりにも漠然としていて何も納得できないことだろうが、筆者はそんな状態を科学的に捉え、無生物の物体において再現する方法を実験・検証している。
(文=ケイ・ミズモリ)

■ケイ・ミズモリ(水守 啓) 神秘現象の解明に取り組むサイエンスライター。
ホームページ <http://www.keimizumori.com/

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