「地球は平面かつ円盤状だ!!」増加する「地球平面協会」メンバーの主張とは?
「この星は球体ではなく、平面かつ円盤状だ」――もしも今そんなことを言ったら、ほとんどの場合は“頭がおかしくなった”と嘲笑の対象となってしまうだろう。しかし、世界にはこの「地球平面説」を信じ、普及・啓蒙活動に日々勤しむ「地球平面協会」という名の組織が存在する。しかも近年、そのメンバーが続々と増加しつつあるというのだ。今回は、地球平面説の詳細と、地球平面協会の主張について解説しよう。
そもそも地球平面説は、世界各地の古代文明において代表的な宇宙論のひとつとして広く認められていた。しかし、紀元前330年ごろにアリストテレスが地球球体説を支持したことで、それ以降は次第に地球球体説が主流となった経緯がある。現代の地球平面説は、基本的に古代の宇宙論を踏襲しながらも、「Zetetic(真理を究明する)メソッド」という現代科学に疑問を呈する立場から唱えられているものだ。分かりやすいように、まずは彼らの主張を列挙してみよう。
【地球平面説】
・ 地球は平面、かつ円盤状である
・ 円盤の中心は北極である
・ 円盤の周囲はぐるりと氷の壁で縁取られており、これが南極である
・ 太陽と月の直径はともに51kmほどであり、約4,800km上空の天球上を24時間周期で移動している(その他の星は約5,000km上空を移動している)
・ 重力は幻覚。自由落下運動の加速度(g=9.8m/s2)は誤りであり、実際は地球がその速さで上昇している(原因は不明だが、恐らく謎の「暗黒エネルギー」によるもの)
・ 地面の下に何があるのかは不明、しかし恐らく岩で構成されている
・ 衛星写真などで見る丸い地球は、すべて加工されたもの
・ NASAや政府などの陰謀により、地球は球体と信じ込まされている
・ 南極で自由に活動できない理由は、円盤の縁から人間が落下する事故を防ぐため
・ 国連旗は、地球が平面であることを暗に示すものである
地球平面説をまとめると上記のようになるが、彼らが最も問題視するのは、「日々の生活において、地球は平面のようにしか感じられないこと」だという。つまり、「事実(とされるもの)」と「実感」が合致しない点が、何よりもおかしいというのだ。現代は、すでに多くの宇宙飛行士たちが地球の姿を外から眺めている。地球平面協会の主張が正しければ、世界の人々は、2000年以上の長きにわたり大きな陰謀の渦中に巻き込まれてきたことになる。一体そこにはどのような意図が働いているというのか? 実に興味深い話である。
(編集部)
参考:「UFO SIGHTINGS HOTSPOT」、「THE FLAT EARTH SOCIETY」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「地球は平面かつ円盤状だ!!」増加する「地球平面協会」メンバーの主張とは?のページです。重力、地球、地球平面協会、地球平面説、球体などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで