サディスティックサーカスフライヤー
恒例の大人のための巨大見世物小屋「サディスティック・サーカス」がまたまたやってくる!!そして、なんと今年から春&秋年二回開催となってさらにスケールアップするという。ご存知の方も多いと思うが、このイベントは国内外のアンダーグラウンド&フェティッシュ系のパフォーマンス・アーティストたちの祭典として定着しており、日本において、世界トップのパフォーマーたちのステージが観ることができる貴重なチャンスとなっている。そればかりか、今年は勢力的に国内外の有望パフォーマーたちに表現の場を提供し、東京のカルチャーシーンをますます盛り上げていこうというのだ。
出演者SQUIDLING BROTHERS (From USA)
出演者SQUIDLING BROTHERS (From USA)
まずは「サディスティック・サーカス」の歴史を振り返ってみよう。
2002年、このイベントは当初、ボンデージやラバーのファションを楽しむフェティッシュ・パーティのスタイルで始まったが、“大人の見世物小屋”という一貫したコンセプトのもと、徐々にステージ・ショーを主体とする巨大イベントへと変貌を遂げていく。その分岐点となったのが、2010年、渋谷O-EASTで開催された際には、昭和を代表する双子デュオこまどり姉妹が登場。同時に本格的なエンターテインメントを得意とするパフォーマーたちが多数出演し、それまでとは規模も大きなものとなった。その後、ショーの表現の幅がますます広くなると、客層も面白いものを探している普通の人たちにまで拡大していったのである。
出演者龍崎飛鳥/ケロッピー前田撮影
ネット時代にあって、ジャンルに縛られずに面白いものを探している人たちを新たな観客として獲得したことから、ショースタイルに特化した巨大イベントの可能性は大きく広がったといえるだろう。
そして、会場は新宿FACE、さらに一昨年前からディファ有明と段階的に巨大化していく。四角いリングをステージに360度どの角度からでも楽しめるばかりか、天井も高く、照明も明るく、どの席からでもすごく観やすくなっている。それに見合う力量のあるパフォーマーが求められるようになって、毎年のように海外から有名パフォーマーたちが招聘され、「サディスティック・サーカス」でしか観ることができないゴージャスさが強化されていった。