ペット(犬猫)が飼い主の死体を食べたがる理由が超ヤバい! 顔面を剥がし、首をかじり、骨を巣材に… 理由は食欲ではなかった!
■犬と猫以外にも……!?
さて、飼い主を食べるのは犬と猫だけではない。ゴールデンハムスターが飼い主を巣材にしたというおぞましいケースも報告されている。1995年の報告によれば、ある43歳の女性が自宅で病死した際、放し飼いにされていたハムスターが飼い主の顔を食い荒らし、皮膚や指先ほどの骨片、筋肉や脂肪組織を引き出しの中に持ち込んで巣を作っていたという。
しかし意外なことに、ヘビやトカゲのようなペットは飼い主を食べないという。ヘビやトカゲは、自然界で死体を片付ける「ゴミ処理者」ではないためか、意外にも報告はないそうだ。
■ペットが飼い主を食べる理由は?
では、ペットたちはなぜ飼い主を食べたのだろうか。飼い主にとってペットは家族や友人のように大切な存在だが、ペットの方は飼い主を獲物か非常食としか思っていないのだろうか? だが、そう結論づけるのはまだ早いようだ。
実は、ペットが飼い主を食べることは飢えによる行為ではないという指摘がある。野生のイヌやオオカミは、獲物の胸や腹を割き、まずは内臓から食べ始める。しかし、これまでに知られている多くの事例では、飼い主の鼻や口元などの顔面、さらに首などの柔らかい部分や、手足を食べていることが多い。野生での行動とは明らかに傾向が違うのだ。
イギリスの法医学者カロリン・ランドー氏は、犬や猫が眠っている飼い主を起こそうとする行動にこそヒントがあるかもしれないと示唆する。ペットは寝ている飼い主の顔や首、腕をなめたり叩いたりして起こそうとする。でも、いくら鳴いてもどれだけ噛んでも飼い主が起きてくれなかったら――? パニックを起こしたペットが、動かない飼い主の身体に危害を加えたとしても不思議はないというのだ。
ペットが飼い主を食べるおぞましい事件の裏には、もしかするとペットたちによる飼い主への愛が隠れているのかもしれない。ただし、ゴールデンハムスター以外は。
参考:「big think」、「National Geographic」、「Buzzfeed」、ほか
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