平昌五輪友好ムードに騙されるな! 北朝鮮の軍事パレードで明らかになった“激ヤバの脅威”
――軍事研究家・塩原逸郎が緊急寄稿!
韓国ピョンチャン五輪開催に伴い、南北朝鮮は一見すると友好ムードに包まれているように見える。開会式での、両国の選手団による「統一旗」を掲げた合同での入場はそれを象徴するものであった。
五輪に伴い、北朝鮮は韓国に選手団の他に応援団、同国のプロパガンダ音楽を演奏する三池淵(サムジヨン)管弦楽団、そして金正恩の妹である金与正(キム・ヨジョン)や同国No.2の地位にある金永南(キムヨンナム)といった大物を派遣している。かの国は「五輪外交」に並々ならぬ熱意を見せているのだ。
では、この友好ムードに伴い、朝鮮半島情勢は緊張緩和に向かうのであろうか?
答えはNOである。それは、北朝鮮が五輪開会式前日の2月8日に実施した軍事パレードを分析すれば見えてくることだ。かの軍事パレードで注目すべき点は2つある。
●1、ICBM「火星15」が4基登場
1つは、米本土、ニューヨークやワシントンも射程に収めるICBM「火星15」が4基登場した事だ。このミサイルは昨年11月29日に初めて発射実験が行われ、日本のEEZ内に着弾したミサイルである。初めての発射から2ヶ月ほどのミサイルが少なくとも既に4基製造済みであることは、北朝鮮が「火星15」の量産体制を確立しつつあることを意味する。北朝鮮は、五輪開催期間中の友好ムードを利用し、この米本土を射程に収めるミサイルの量産体制の更なる整備を進めるであろう。
米本土、ニューヨークやワシントンに届く核ミサイルの量産は、米国のみならず、同盟国である日韓両国にも脅威である。米国は「ワシントンに核が落とされても日韓両国を守るべきか?」という問いを突きつけられる事となるからだ。
トランプ政権が日韓両国の頭越しに、北朝鮮との交渉を行う可能性も否定できなくなるのである。これは、半島有事に際し、日韓両国にとり「米国があてにならない」状況を生み出す可能性がある、極めて危険な事態である。
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