祖母が死んだ直後に町の6人が連続死した恐すぎる理由【実話怪談】玉虫と地蔵
2018.04.04 14:00
――祖母が若い頃、生後1週間で長男を喪っていたことを知ったのは、祖母が亡くなった後だった。玉虫の頃には祖母はまだ50歳そこそこで、老人ではなかったことにも、彼女が永久の旅路についた後で思い至った。
彼が中学校3年生の春に、祖母は還暦を迎えたばかりで逝ってしまった。
するとその直後から、町内会の人々が相次いで亡くなりはじめて、2カ月も経たないうちに5人も死んだ。
そこで町会長が、自身が氏子になっている高尾の氷川神社に皆で行ってお祓いしてもらおうと集会で提案した。ところが町会長自身が、集会があったその日の晩に急死して、お祓いに行く計画はうやむやになってしまった。
しかし、ほどなく、祖母が世話を焼いていたお地蔵さまのことを町内会の誰かが思い出した。町内の有志が集まり、新しい前掛けを着せて祠の掃除をしたところ、死の連鎖がピタリと止まった。
このお地蔵さまは、現在でも誰かの手によってきちんと保たれているそうだ。
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