数年前に本当にあった“コックリさん裁判”! 陪審員たちがウィジャボードで霊を召喚… 驚きの詳細とは!?=英
日本でもたびたびブームになり、しばしば教育・社会問題にも取り上げられる“コックリさん”。海外でも類似の“ウィジャボード”があり、昔から老若男女を問わず一定の人気を保っている。この海外版コックリさん、ウィジャボードを使ったことで大問題となった裁判がかつてイギリスで起きている。
■陪審員たちが“ウィジャボード”で殺人事件を審理
1993年に英サセックス州でハリー及びニコラ・フラーの両人が殺害される事件が起きた。カップルであった被害者2人はいずれも至近距離から銃で撃たれており、家の玄関脇で亡くなっているのが発見されたのだ。
翌1994年に保険ブローカーであったステファン・ヤングが捕まり、5週間の陪審裁判の後に有罪判決が下されたことで、事件は解決したかのように思えたのだが、判決から1カ月たった後に衝撃の見出しが新聞を飾る。
「“ウィジャボード”で殺人事件の審理」
「酒、卑猥なジョーク、加えてウィジャボード」
……そう、裁判を担当していた陪審員たちは夜に酒に酔い、なんとウィジャボードを使って評決結果を決めていたことがすっぱ抜かれたのである。
記事によると、陪審員12人が評決前日に宿泊していたホテルで、一番若いエイドリアン(24歳)が他の4人の陪審員たちに、ウィジャボードを用いて犯人探しをしようと持ちかけたという。
声をかけなかった陪審員たちが寝静まった後に5人は集まり、床に座り込んで中央にホテルの部屋に備え付けてあった紙とワイングラスで即席ウィジャボードを作成。めいめいが指をグラスの上に置き、質問に対してイエスもしくはノーに導かれるよう、ウィジャボードを開始したという。
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