人をデブにさせる「デブウイルス」感染を防ぐワクチン爆誕! 肥満の3割は感染が原因!
感染経路としては風邪との合併症や目の感染症、腸管感染などとの関係が高いと考えられえいる。
イギリスはヨーロッパ各国の中でも特に肥満が社会問題化しており、国民の27%が肥満で36%が太り気味である。アデノウイルス36の蔓延は何としてでも防がなければならないのだ。
■「このワクチンは多くの命を救う」
しかし明るい話題もある。米マサチューセッツ大学のウィルモア・ウェブレイ医師が乳がん患者を対象に行った研究でアデノウイルス36のワクチンが開発可能であることが報告されている。呼吸器疾患を伴うアデノウイルス36の感染に対して、米軍内ではすでにワクチンが使われているということだ。
また米ウィスコンシン大学の名誉教授でもあるリチャード・アトキンソン医師は一足先にアデノウイルス36のワクチンの特許を取得しているという。しかしながらあまり注目を集めておらず、今のところは製品化に向けた投資が集まらないということである。アトキンソン医師によれば、韓国でこのワクチンを使った動物実験が行われており、実際にワクチンが脂肪細胞へのアデノウイルス36の感染を防いでいることが確かめられたということだ。
そしてアトキンソン医師は、ワクチンを子ども時代に接種することでその後の人生の肥満リスクが大幅に低下することを主張している。さらに肥満が原因の疾病により毎年世界で数百万単位が亡くなっていることに鑑みれば、このワクチンは結果的にきわめて多くの命を救うものになると主張している。
一部の専門家からはワクチンの効果を疑う声も上がってはいるのだが、いすれにしても検証を重ねていくことで徐々に効果が確かめられてくるだろう。
しかしながらワクチンの登場を期待する前に、肥満につながらない適切な食習慣と運動習慣を持つことが最も重要であることは言うまでもない。最近はあらゆる料理が簡単に注文できて、すぐにデリバリーされるUber Eatsの利用者も増えているが、くれぐれも“飽食の時代”の波に溺れることがないようにしたいものだ。
参考:「Daily Mail」ほか
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