東北の呪術に使用されていた“体の一部位”がヤバい! 伝説の秘薬の材料とは?

【日本奇習紀行シリーズ 東北地方】

「ゲッティ」から引用

 古くから「まじない」と呼ばれるものの大半は、科学的な根拠に乏しいものであり、そうした行為に用いられる道具もまた、怪しげなものであることが大半だ。

「今じゃ誰もそんなことしないから、あんなもん、集めることもなくなったよ」

 かつて東北地方のとある寒村で行われていたという呪術的な行為と、それに用いられていたという“アイテム”についてそう語りはじめたのは、当地で生まれ育ち、現在もなお、単身余生を送る酒田恵三さん(仮名・85)。酒田さんの話によると、その昔、当地では代々続く呪術師の家系の当主が、村人からの依頼で、まじないごとをしていたのだという。

「それこそ病気を治すとか、豊作を祈願するとか、ありとあらゆることをまじないで請けていたね。効果? あったんじゃないの? みんな頼んでたんだから」

 通常であれば神社の神主なとが行う加持祈祷の類から、病気を治したりといったことまで“仕事”として請け負っていたという当地の呪術師。その効果については無論未知数だが、実はそんな人物に依頼するにあたり、村人たちは、儀式に用いるという“あるもの”を絶対に差し出さねばならないという。

「ゲッティ」から引用

「毛だよ、毛。女の子どものね、初めて生えた“下の毛”が必要なの。詳しくは俺もわからないけど、それがないとまじないがうまくいかないっていう話さ」

 たしかに、古くから呪術的な儀式に際しては、“稀少なもの”が用いられることは世界的にみても決して珍しいことではない。しかしながら当地における“それ”に、そんな強力な力があるようには到底思えないのだが……。

「まぁ、必ず毎回“ちゃんとしたやつ”が揃えられるとは限らんからね。“ほかのやつ”で代用してたんじゃないかな(苦笑)」

 そもそもそれが“ちゃんとしたやつ”か“ほかのやつ”かに関係なく、まじないの類で病や怪我が治るかといえば怪しいものだが、もし本当にそんな力があるのならば、目下、世界中で猛威をふるうコロナ禍を、是非とも打開して頂きたいところである。

文=戸叶和男

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