史上最も長く宇宙にいた飛行士が「UFO」体験を語る! 近づいてみると…
アポロ計画をはじめ、昔から宇宙飛行士はUFO(※)や宇宙人を見ていたのではないか、と言われている。たとえばアポロ計画に携わった宇宙飛行士のエドガー・ミッチェル氏やバズ・オルドリン氏など、有名な宇宙飛行士たちが「奇妙な物体を目撃した」と報告している。
※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。
特にユニークな例は、先週行われたNASA(アメリカ航空宇宙局)のUFOに関する公聴会で、パネリストの一員として登場したNASAの引退した宇宙飛行士、スコット・ケリー氏の証言だ。スコット・ケリー宇宙飛行士は2016年に宇宙滞在連続8100時間という宇宙で過ごした連続日数の世界記録を更新した、史上最も長い間宇宙にいた人物でもある。
そんな彼は宇宙空間ではUFOらしきものは見なかったそうだが、地球に戻る飛行中に不可解なものに遭遇したという。
当時、彼のレーダーインターセプトオフィサー(RIO)は、UFOと思われる物体のデータを確認していた。
「その時、バージニアビーチ軍事作戦地域沖の警戒区域を飛行していたのですが、私のRIOは、私たちがUFOのそばを飛んだと確認しあっていたことを覚えています。私はたまたまそれを見ていませんでした」
宇宙空間ではなく、地球でUFOらしきものに遭遇したケリー氏らは飛行機を旋回させ、謎の物体を追跡することにした。だが、正体は拍子抜けするようなものだった。
「近づいてみたら、何の事はない”バート・シンプソンの風船”だったことが解りました」
幽霊の正体見たり枯れ尾花、というが、今回のUFOも単なるキャラクターの大きなバルーンが風で流されていただけだったようだ。UFOは結局たわいもない物の見間違いであることが多いようだが、今回は正にその好例だったようだ。
参考:「Business Insider」ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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