「人生は宇宙人によって支配されている」 イーロン・マスクも信奉するシミュレーション仮説とは?

我々は本当に現実世界を生きているのだろうか? この現実世界や送ってきた人生は脳が見せている幻覚にすぎず、人々は「この世のものではない存在」につながれているのではないか……。映画『マトリックス』で描かれたような世界だが、この仮説は実際に存在している。所謂シミュレーション仮説というもので、何が我々を支配しているのかは提唱者によって変わる。それは神なのかもしれないし、映画のようにコンピューターなのかもしれない。いずれにせよ上位の存在であり、我々が認識できるものではないので想像するしかないのだ。
シミュレーション仮説はスウェーデンの哲学者ニック・ボストロムによって2003年に提唱されたものだ。我々は脳の存在によって現実を認識できていると「考えさせられている」ため、物理的な現実が確かな結果となる確率は、実に10億分の1しかないとボストロム氏は主張している。一見荒唐無稽に思える仮説だが、現在では支持者も多い。たとえば、さまざまな事業を手掛ける世界的実業家のイーロン・マスク氏もこの説の信奉者であり、彼は「宇宙人がまるでシミュレーションゲームを遊んでいるかのように、我々人類をコントロールしている」という説を固く信じていると言われている。中にはそもそも提唱者のボストロム氏がこの仮説に思い至ったこと自体、宇宙人との相互作用の結果によるものだと捉える者もいるとか。
シミュレーション仮説までいかなくとも、「地球ははるかに優れた宇宙人による進化や生態系の実験場であり、動物園のようなもの(だから宇宙人が頻繁に監視にくる)」という動物園仮説も存在しており、こういった仮説を主張しているUFO研究家やアブダクティ(宇宙人による誘拐被害者)は多い。例えば宇宙人に誘拐された体験を持つトニー・トッピング氏によれば、地球には「コリンズ・エリート」と呼ばれる秘密組織が存在しており、真実を隠蔽するために宇宙人と協力していると主張している。
また、作家のブライアン・アランもこの説を信じている一人だ。アブダクションの証拠が隠されたりうやむやになってしまうのは、宇宙人絡みの事件の背後に秘密組織が存在しているからで、人類が宇宙人の動向を探ったり真実を解明するのを防ぐために懸命に働いているからだと主張している。
地球も、我々の人生も、宇宙人がゲーム機で遊んだ結果に過ぎないのか。ハーバード大学のアヴィ・ローブ教授も人工知能と異星人との間に親和性があり、AIを突破口にして進出してきたならば人類に勝ち目はないと主張している。シミュレーション仮説が真実ならば、我々人類がデジタルに支配されていくのは運命だと言えるのかもしれない。
参考:「Daily Star」
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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