アヌンナキが遺伝子操作で人類を作った本当の理由とは? ニビル修復、イギギの反乱… 闇に葬られた地球史

 我々人類はサルから進化したと考えるのが科学の“定説”だが、それに異を唱える説もある。ヒトは先進文明の宇宙人によって遺伝子操作の末に生み出された生物であり、しかもその目的は、金鉱採掘の労働力とするためだったのか――!

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■人間は金鉱採掘の奴隷労働者として生まれた!?

 人類の起源に関して、「古代宇宙飛行士説」を支持する学者で作家のゼカリア・シッチンによれば、未知の惑星「ニビル」には我々よりもはるかに進んだテクノロジーを持つ宇宙人「アヌンナキ」が先進文明社会を築いている。長い楕円軌道を持つニビルは3600年ごとに地球に近づくが、45万年前、まさにそのタイミングで地球へとやって来たアヌンナキが、金など地球の天然資源を採掘するための労働力として、先史時代の人間の遺伝子を改変したのだという。彼らはアフリカ南東部の金の埋蔵量に魅了されていたというが、では、どうして彼らは地球の金が必要だったのか。

 シッチンは1976年の自著『The 12th Planet』において、アヌンナキが暮らすニビルの大気が悪化していたのだと主張している。この問題の解決策としてニビルの大気に細かい金の粒子を浮遊させて、新たな大気の層を追加することで太陽光線を反射させ、ニビルの大気を保護・修復する手筈が採られたというのである。

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The 12th Planet』 画像は「Amazon」より

 これは現在我々が検討している惑星工学と非常に似ており、たとえば火星の“テラフォーミング”を実現させるために必要となる大気操作などに通じる技術だった可能性がある。

 しかしそれほどの先進技術を使いこなす文明であれば、合成して金を作り出すことも難しいこととは思えず、また遺伝子操作技術で人間を金鉱夫として奴隷化せずとも、AIやロボットを使って金の採掘を自動化するのは容易なことのようにも思える。

 考えられる可能性の1つは、金を作ったものの原材料不足で必要な量を生産できなかったことだ。このため、彼らは広大なアフリカの天然金鉱床に目をつけた可能性があるということだ。

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アヌンナキ 画像は「Wikipedia」より

■奴隷以上の知性を持つ人間が古代文明を勃興

 地球の金鉱に目をつけたのはいいとしても、金を採掘するロボットを作る代わりに、なぜDNAを操作して奴隷(人間)を作ったのだろうか。

 著書『Lost Book Of Enki』(2001)の中でシッチンは、もともとアヌンナキは宇宙船に搭載された技術を駆使して地中海から金を採掘することも考えていたと述べている。しかし、その特別な手段に出るのは、あくまでも金の採掘量が不十分である時に限っての話であった。

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Lost Book Of Enki』 画像は「Amazon」より

 アヌンナキは地球上で効率的に金を採掘するための労働力として、一足先に地球に乗り込んでいた宇宙人「イギギ」を使役していたのだが、ある時からイギギたちはアヌンナキに反抗を見せるようになった。当時イギギは水路を掘ることを強制されていたが、彼らはそれに飽き、アヌンナキの領袖の一人であるエンリルに反抗したのである。イギギは道具を燃やし、エンリルの財産を収奪しようと取り囲んだ。もちろんアヌンナキは何度も鎮圧に乗り出したが、イギギが反抗をあきらめないことに気づいたとき、労働問題の新たな解決策を講じる時が来たと判断したのだ。その解決策こそ、新たな奴隷の創造であった。

 つまり、アヌンナキはイギギに代わる従順な奴隷として急遽、遺伝子操作によって人間を作り上げ、金の採掘に従事させたというのである。そのため、新たな労働力である人間には、アヌンナキの教育と指示を理解することができる程度の知性が授けられたのだ。アヌンナキにとってイギギの反乱は予想外の展開であり、人間を作ったことも必要に駆られた予期せぬことであったのだ。

 もともとアヌンナキの関心はアフリカでの金採掘に限られていたが、人間を創造してしまったことにより、当初の想定よりも地球の問題に関与せざるをえなくなったのである。

 ということは、もしイギギが反抗していなければ我々は誕生していなかったことになる。そして幸か不幸か人間は単なる奴隷以上の知性を持っており、アヌンナキの知恵を授かって古代シュメール文明を築いたのだ。

 ゼカリア・シッチンが説く壮大な物語には圧倒されるばかりだが、人類の金に対する執着と、それが根底にある数々の争いを説明できる話かもしれない。偶然に誕生した我々人類が、現在の混迷した世界情勢の中でこの先どのような道を辿ることになるのか、アヌンナキも注視しているということにもなりそうだ。

参考:「HowAndWhys」、ほか

 

※当記事は2022年の記事を再編集して掲載しています。

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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