地球平面論者、地球平面説の第一人者「アポロ11号の月面着陸はハリウッドのスタジオで撮影された」
地球平面説の第一人者「アポロ11号の月面着陸はハリウッドのスタジオで撮影された」
相次ぐ反論にもめげず(!?)、しぶとく生き残っている地球平面論者の面々だが、今度は彼らの理論が“月面着陸陰謀論”と結びついたようだ――。
■地球平面論と月面着陸陰謀論の強力タッグ結成か!?
地球は球体ではなく平面であり、宇宙空間にフリスビーのように浮かんでいる円盤型のフォルムであるという。これまで多くの宇宙飛行士が美しく球体の地球の姿を眺め、写真に収めていたとしても、地球平面論は一部で根強く信じられている。
そして今回、地球平面論の第一人者が人類史上最大の科学的成果の1つは演出されたものだと主張している。その科学的成果とはNASAの「アポロ計画」による月面着陸だ。
最も著名な地球平面論者の1人、アメリカのコンテンツクリエイターであるマーク・サージェント氏は、現代の地球平面論運動を広めた人物として広く認められており、YouTubeで定期的に自説を共有し、惑星は単なる「天井の照明」であると主張し、Netflixの2018年のドキュメンタリー『Behind the Curve』(邦題:ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-)にも出演した。
サージェント氏の信念は地球平面論を超えて、ビッグフットが世界各地を歩き回っているという説や、宇宙飛行士はフリーメイソンであるという説にまで及んでいる。
そして最近出演したポッドキャスト番組「MAD THAT PODCAST」で サージェントはさらに新たな理論を展開したのだ。ちなみにこのポッドキャストは「最も特別なゲストにインタビューし、最もクレイジーな話を明らかにする」ことを目的とした番組だ。
番組に出演したサージェント氏の宇宙観では天体は照明の役割として以外の意味はないことから、1969年の月面着陸は不可能だったということである。そしてアポロ11号の月面着陸ミッションはハリウッドのスタジオで撮影されたという。
その根拠は、月面で撮影された映像で宇宙飛行士の宇宙服やアメリカ国旗が風になびいているように見えることである。ちなみに真空の空間でも動かせば布や生地などはそれ相応に形を変える。
「宇宙服が真空中でどのように機能するのかを教えてください。せひ教えてください」(サージェント氏)
サージェント氏はアメリカは第二次世界大戦後の優位性を利用して世界最高の“ショーマン”になったのだと説明する。
「アメリカ人は、もし我々(アメリカ人)の評判を良くする噂や嘘があれば、躊躇しない。我々は絶対にそれをやる」(サージェント氏)
サージェント氏は続けて、この考え方がアメリカの威信を高める方法として月面着陸を先導したのだと指摘する。
「第二次世界大戦後に何が起こったかは分からないが、世界の他の国々はくすぶっていた。アメリカを除いて、誰もが遺灰を拾っていた。アメリカは『何かを発明しよう』と欲した。そして誰かが『そうだ、我々が月に行ったことにしよう』というアイデアを思いついた」(サージェント氏)
アメリカの威信とアメリカ人の自尊心が“月面着陸”のスタジオ撮影を画策したというのだろうか。
仮にそれが本当であったとしても、それが地球が平面であることの決定的な証拠にはなりそうもない。地球平面論の第一人者が今後どのようにこの理論を敷衍させていくのか、苦しくなる一方だとは思われるがその危うさがむしろ見物であるのかもしれない。
参考:「LADbible」ほか
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