エベレストのガイドが登山客に“毒”を盛っていた! 32億円を騙し取った“悪魔のビジネスモデル”がエグすぎる…

各地で山開きのシーズンを迎えているが、3月30日に登山シーズンを迎えたエベレストで一大スキャンダルが発覚している。山岳ガイドらが共謀した保険金詐欺事件が常態化していたのだ――。
■エベレストで蔓延っていた“救助ヘリ詐欺”
ネパール警察の発表によると、エベレストの山岳ガイドらが、2000万ドル(約32億円)規模の一連の保険金詐欺を働いていたことが明るみになっている。
警察はこれまでにネパールの山岳救助会社の経営者ら11人を逮捕し、合計32人を起訴している。
詐欺の規模はきわめて大きく、2022年から2025年の間に4782人の外国人登山家が被害を受けたとみられる。警察によると、300件以上の偽救助の疑いのある事例が発覚しており、登山家と保険会社に請求された金額の総額は30億円以上であるという。
このスキャンダルは、3月30日に始まった今年の春の登山シーズンを前に、ツアーオペレーターや山岳ガイドに対する新たな監視の目を向けるきっかけとなった。捜査当局によると、この詐欺にはシェルパ(荷運び人)、トレッキング会社のオーナー、ヘリコプター運航会社、病院幹部など、トレッキング業界のさまざまなな関係者が関与していたという。
典型的な手口としては、登山客の飲食物に吐き気や胃腸の不調を引き起こすさまざま物質をこっそりと混入して体調不良にさせ、救助ヘリを呼んで保険金を請求していた。彼らが混入したものは、大量のベーキングパウダーから下剤、生の鶏肉、さらにはネズミの糞まで多岐に及んでいたという。
救助会社もこの計画に加担しており、実際よりもはるかに困難な状況、つまりより多額の費用がかさむ状況であるかのように偽装した。
救助された登山者たちは病院に運ばれ、そこで悪徳医師が診察を行い、患者が重篤な状態にあると偽った診断書を作成する。そして保険会社に過大な保険金を請求して支払われると、詐欺師たちはその金を山分けにするのだった。

ネパール警察中央捜査局(CIB)は、これらの犯罪行為が「ネパールの国際的な誇り、威信、尊厳を傷つけた」と述べた。
エベレスト関連の観光会社が保険会社を騙していたことが発覚したのは今回が初めてではない。2018年と2019年にも同様の事件が発生している。これらのケースの中には、病気を装った登山者自身が詐欺に加担していたものもあった。
ネパール警察中央捜査局(CIB)の局長、マノジ・クマール・KC氏によると、この詐欺行為が続いているのは「懲罰措置が不十分」なためだという。
「犯罪に対する対策が講じられなければ、犯罪は蔓延する。保険金詐欺もその結果として蔓延したのだ」と彼は率直に説明する。
保険会社はネパール当局が絶え間なく続く詐欺行為に対処しなければ、登山者への保険提供を停止すると警告を発している。そして今回、当局は対策を講じたがそれが観光業にとって必ずしも良い結果をもたらすとは限らないと危惧している。
犯人たちは逮捕されたものの、当局は今回の事件がネパールの観光地としての評判に回復不能なダメージを与えたのではないかと懸念している。そして実際に今年は登山ツアーを提供する旅行会社が今のところ例年よりはるかに少ないという。
雄大な大自然の中で登山者を狙った詐欺ビジネスが横行していたとすれば憤慨するしかないが、人任せの安易な登山計画にも問題がないとは言えないのだろう。
参考:「Oddee」、「Independent」ほか
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2024.10.02 20:00心霊エベレストのガイドが登山客に“毒”を盛っていた! 32億円を騙し取った“悪魔のビジネスモデル”がエグすぎる…のページです。登山、エベレスト、ガイド、救助ヘリなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

