>  > “鬼畜ライター”村崎百郎氏と邪念人形

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深月ユリア

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 2010年7月23日、「鬼畜ライター」として活躍し、「サブカル」や「悪趣味・鬼畜」ブームをリードした村崎百郎氏が、ファンである読者に刺殺された。自ら110番通報して逮捕された容疑者は精神を病んでおり、鑑定の結果、不起訴処分となったため、未だにその死は多くの謎に包まれたままとなっている。

 メディアや公の場への露出の際に片目が出た頭巾を被るなど、その存在自体も実にミステリアスだった村崎氏。そんな彼は、オカルトや魔術にも大変な関心を寄せていたようで、「I∴O∴S」という魔術団体のメンバーでもあった。「I∴O∴S」は、19世紀にイギリスで創設された最も有名な西洋魔術団体の一つ「黄金の夜明け団」から派生した団体で、実際に魔術の実践も行っているとされる。


■故人が溺愛した“ある人形”

 さて、占い師・除霊師でもある筆者は、近年、村崎氏の妻である漫画家の森園みるく氏にこのような相談を受けた。

「自宅で心霊現象が発生しているんです。夜中にラップ音や人の足音が聞こえたり……。霊感が強い友人は、家に入るのも嫌がります」

 心霊現象を調査するため、筆者は村崎氏と森園氏の自宅へと赴いた。家に入った途端、重苦しい空気が漂っていたことを今でも鮮明に思い出す。本棚は村崎氏が愛読した魔術・オカルト関係の本で埋め尽くされていた。しかし、何よりも真っ先に異様な雰囲気を漂わせていたのは、部屋の中心にある棚の上に置かれた“ある人形”だった。その人形は、白骨死体のように真っ白で、まるで生きているかのように寂しげな目をしていたのだ。

 この人形について森園氏に聞くと、次のような答えが返ってきた。

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