>  >  > 新たな悪魔誕生!? ピエロホラー映画『クラウン』

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――ホラーマニアが、公開予定のホラー映画を辛口レビュー! 

■今回の映画『クラウン』の恐怖度はMAX

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c2014 Vertebra Clown Film Inc.

 21日より公開されるホラー映画『クラウン』は実に風変わりな経緯を経て製作された。2010年、映画学校の学生だったジョン・ワッツとクリストファー・フォードがホラー映画を想定し、仲間たちと架空の予告編を制作してYouTubeに投稿。ホラー映画の何たるかを十分熟知したかのようなクオリティーの高い仕上がりで話題となると、それが『ホステル2』(日本公開=07年、以下同)や『ラスト・エクソシズム』(11年)等の監督・製作で名をはせたイーライ・ロスの目に留まり映画化されたというのが、おおよその経緯だ。本作を観れば分かると思うが、ワッツとフォードが創り上げた最も哀れで残虐な子ども食い『クラウン』は、ホラー映画史に名を残す新たな悪魔となり得るだろう。

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c2014 Vertebra Clown Film Inc.


 さらに、『クラウン』を紹介する前に、知っておくと映画を観る時に楽しさが倍加すること請け合いの関連知識をご紹介しよう。


■ピエロとクラウンの違い

 私たちの知るピエロといえば、顔に奇抜な白塗りメイクを施し、カラフルな衣装を着ておどけて笑わせる道化師の総称だと思いがちだが、厳密に言うと、ピエロはクラウンの一種である。クラウン(Clown)は、サーカスでおどけて笑いを振りまく道化師だが、ピエロ(Pierrot)は、クラウン以上におどけて馬鹿にされるような芸風をもち、「目の下に涙マーク」がついていることでも、クラウンと見分けがつくとされる。日本ではいつしか混同されて使われるようになってしまったが、実はこうした違いがあるのだ。

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c2014 Vertebra Clown Film Inc.


■ピエロ恐怖症

 もう一つピエロにまつわる面白い事例を紹介しよう。精神医学の中で病的なまでに強い否定想念に陥ることを「恐怖症(フォビア)」という。一般的には高所恐怖症や閉所恐怖症、対人恐怖症などが有名だ。欧米では500種類以上リストアップされている「フォビア」の中に、ピエロ(クラウン)に対して極度の恐怖心を抱く道化恐怖症がある。その症状は様々だが、滑稽さを強調した白塗りの顔に恐怖を感じる人が多く存在し、マクドナルドのキャラクター「ドナルド・マクドナルド」にさえ拒絶反応を示すという人も。

 道化恐怖症に悩む人は日本以上に北欧で多くみられることから、欧米ではピエロ=恐怖の対象となっている。それゆえ、ピエロを題材にしたホラー映画が多く製作される傾向にあるのだ。

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