>  > “ぼったくりの帝王”が語るぼったくり実録秘話!!

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1980年。20歳の影野氏。アルバイト先のぼったくりチェーンの姉妹店前にて(撮影=渡辺克己)


 歌舞伎町でぼったくり被害が相次いでいたが、警察の対策係や弁護士による相談窓口が設置され、被害は減少しつつあるようだ。東京都は2000年に『ぼったくり防止条例』を制定し、明確な料金表示の義務化や、乱暴な言動や暴力による料金不当取立の禁止を定めた。さらに、北海道、宮城、大阪など大きな繁華街を持つ都市で、同様の条例が定められている。

 条例制定以前には、どのようなハードなぼったくりが横行していたのか――かつて歌舞伎町で一大ぼったくりチェーンを経営していた、最大年商約8億円「ぼったくりの帝王」こと作家の影野臣直氏に直撃。ぼったくりで起きた事例5選を聞いた。


【1】ガールキャッチ

 ガールキャッチといえば、街角で女性に声をかけられて「私の知り合いの店へ行きましょう」と誘われ、いざ店で飲み食いすると高額の料金を請求されるようなストーリーを思い浮かべるかもしれない。

 しかし、こんなうまい話に引っかかる奴はまずいない。手口はさらに巧妙化している。

 ガールキャッチは、基本的にナンパ待ちで声をかけられる機会を待つ。出会いの場として出会いカフェやテレクラ、お見合いパブなどが使われることもある。

 さらに、ふたりでナンパ待ちをして、女2男2で店に入ることが多い。これはひとりでは危険が伴うし、ふたりの方がキャッチしやすい上に、なにかと仕事がしやすいからだ。

 例えば12万円を請求された場合、女が数万円ずつ払い「私たちだって払っているんだから、残金はアナタたちが払ってよ」と迫られる。大抵、女の手前、男は格好つけて払ってしまうという。

 もちろん、女の支払った金額はあとでバックされる。


【2】飲酒は朝の9時まで

 現在は24時間稼働のATMが存在するが、かつては金をおろす場所は銀行の窓口しかなかった。そのため銀行が開く朝9時まで客を飲ませるか、寝かせるかして待たせておく。

 当然、長時間にわたって飲むため膨大な金額になるが、諦めがついたのかきっちり払う場合が多い。

 現在のぼったくり店と違うところは、代金はあとで回収する売掛(ツケ)にせず、その場で回収することが鉄則であった。

 請求金額に足りなくとも、後日に持ってこさせることもなく、付け馬(家にまで客と一緒に取り立てにいくこと)することもない。

 免許証を控えたり、預かったりすることもなかった。支払い能力のない者を追い込んでも、よい結果は得られないことをぼったくり店側が理解していたのだ。


【3】「マルC」支払い

 まとまった現金がない人間は「マルC」扱いとなる。

「マルC」のCはクレジットカードのこと。知り合いの宝石店で商品を買わせ、後日買い取ってもらったり、知人友人に売ったりして換金する。

 また、旅行社の窓口で新幹線の回数券を買い、金券ショップで現金化など、青木雄二『ナニワ金融道』でも描かれた手法を実際に行っていた。

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