>  > 70年間タイプライターを打ち続けた脳性麻痺の男の作品

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アナザー茂

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脳性麻痺

 

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画像は「Odditycentral」より

 これを見ていただきたい。言わずもがな、かの有名なイタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたモナ・リザである。ただこれはタイプライターによって描かれたものというから驚きだ。


■これぞ元祖アスキーアート

 巨大総合掲示板「2ちゃんねる」でよく目にするアスキーアート(ASCII art)、通称「AA」とも呼ばれ、AA職人と称される人たちが生み出すアスキーアートは複数行に及ぶ実に緻密な仕事である。元来アスキーアートとは、英語圏において「ASCII文字コードに含まれる文字・記号を用いた表現」のことを指すものであったが、今では記号を使った顔文字なども含め広義の意味で使われている。パソコンにおける世界で初めての顔文字は、1982年9月19日11時44分のタイムスタンプが残っている、IBM社のスコット・ファールマンの「:-)」だとされている。

 しかしその起源をもっと遡れば、ワープロの先祖であるタイプライターに行き着くのだ。1921年フィラデルフィア生まれのポール・スミス氏は、タイプライターを使って様々な作品を残した。いわばアスキアートの神なのだ。


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  ( ´∀`)< ホントカナ〜
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■近くで見ないと分からない、驚きの技

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 先に紹介したモナ・リザであるが、さらに拡大して見ていくと「#」や「=」などの記号をたくみに使って描かれていることがわかる。今でこそ絵文字をはじめ、記号を利用する表現はそこまで目新しいものではなかったが、時は1920年代、後に説明する彼の生まれつき背負った脳性麻痺というハンディがこのアイディアを生み出すことになるとは、運命とはまったくわからないものである。

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