>  >  > トランプに対抗する中国が繰り出す“奥の手”

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画像は、「THE WALL STREET JOURNAL」より引用

 経営の専門家であるドナルド・トランプ氏が、新しい大統領としてアメリカ経済を立て直すことが決まった。さてさて、ニューワールドオーダー(新世界秩序)といわれる世界の指導層たちは、突如登場したトランプ氏をどのように扱うだろうか?

 新世界秩序にとって、実はアメリカ経済が持ち直すかどうかはどちらでもいい。むしろ、社会的な混乱が起きたり不安が広がったほうが、富を増やしたり人口を減らしたりするには都合がいい。その意味で、トランプ氏の登場は「利用価値がある」と考える指導層たちは少なくないだろう。そこで今回は、トランプ氏の政策がどのように利用され、世界はどのように変わっていくか、現時点における情報で簡単に予測してみよう。


1. 日本と中国とメキシコに高関税をかけ、アメリカの雇用を復活させる

 トランプ氏の主張によれば、アメリカの雇用を奪っているのは日本と中国とメキシコだ。特に中国は、アメリカ製品に対して20%の関税をかけているのに、アメリカ側が輸入する中国製品の関税率はゼロ。これまでの不公平を是正するために、中国製品には40%の高関税をかけ、中国製品をアメリカ市場から締め出したいというのがトランプ氏の主張だ。

 トランプ大統領は、このように保護主義政策を復活させるだろう。かつてレーガン大統領が、日本に対する経済制裁でテレビやパソコンの関税率を100%に引き上げたのと同じように、中国製品や日本製品に対してトランプは経済制裁を発動させる。

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 トランプ大統領が「アビー」と間違って名前を覚えた我が国の首相は、首をすくめながらこの嵐のような制裁にガマンを強いられることになる。しかし中国は、日本とは違った対応をするだろう。

 中国は、世界最大のアメリカ国債の保有者だ。中国政府はアメリカの経済制裁に対して、静かに、そして何度も、アメリカ国債を市場で投げ売りしていくだろう。するとアメリカ国債の価格は底なしに暴落し、アメリカは長期金利の急上昇で経済が恐慌をきたすことになる。

 もちろん、アメリカ大統領とアメリカ市民は経済的に大きな痛手を受けることになる。国債の暴落でドルが売られ、再び超円高になり、日本経済もまたマイナス成長とデフレ基調に逆戻りだ。

 もっとも、そうなることを最初から知っているニューワールドオーダーたちは、国債の暴落と為替操作でますます肥え太ることになるだろう。

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