「ボクの人生に意味はあるの?」インド幽霊少年と呼ばれた子 ― 薬を服用後、誰もが恐れる姿に。その時父は…
■学校にも通えず、近所も出歩けない……
腫瘍に覆われた顔ゆえに、ミセンは「幽霊少年」とあだ名をつけられ「人々を怖がらせる」という理由から1日を家で過ごしている。両親はミセンが8歳の時に一度学校に行かせてみたのだが、他の子供たちが彼を見ておびえたため、学校は彼を拒否した。つまり今の彼は学校にも行けず、近所を散歩することさえも許されない。
ミセンは「なぜ神様はこのような人生をボクに与えたのだろう?」と口にし、「友だちはボクを見捨てた。今、一緒に遊ぶ人は誰も居ません。いつも独りで家にいる。友だちもいないし、話す人も誰もいない。ボクの人生には何の意味があるのかな」と悲しそうに話す。
そんな彼を見て、悲しみでいっぱいの父はこう言う。「この病気は、ミセンから楽しいはずの幼年期を既に奪ってしまいました」。そして絞り出すようにいう。「息子が容姿のせいで人々から嫌われ『幽霊』と呼ばれるのを聞くのは本当につらいです」。
ほとんどの16歳は学校生活、友だち、気になる異性のことなどで頭をいっぱいにして日々を過ごしているが、そんな多感な時期に1日中家に独りで閉じこもり、友人が1人もいないのはあまりにも酷だ。そして良性の腫瘍とはいえ、彼は飲食や呼吸が困難になりつつあるという。一刻も早くミセンに暖かい手が差し伸べられるのを祈るとともに、ミセンの状況について何かニュースがあればまたお伝えしたい。
(文=三橋ココ)
参考:「Daily Mail」、「Elite Readers」、ほか
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