金日成が心臓発作を起こした「いわくつきの場所」 ― 北朝鮮最恐の心霊スポット3
北朝鮮は社会主義国であり、「主体思想」により一部宗教を除きオカルトなどの非科学的なものは御法度とされている。
しかし、人間あるところに霊魂あり。心霊体験談も後を絶たないのである。それもそのはず、朝鮮戦争時には全土が戦場と化し数千万人の死者が出た上、供養もろくにされていないとなれば死者がさまよい出ても不思議ではない。
そんな中、北朝鮮での心霊スポットをいくつかご紹介する。
1. 信川博物館と500人以上の霊魂
北朝鮮でぶっちぎりの心霊スポットと言えば、「信川」にある「信川博物館」である。この地で朝鮮戦争時、米軍による大量虐殺が行われた歴史を伝えるために建てられたものだ。ここを訪れる観光客には体調を崩す人が毎回おり、到着したものの、なぜかツアーバスから一歩も出れなかったなどという証言が多い。ホテルに戻って不調を訴える例もある。
博物館内には惨殺された遺体の写真はもちろん、殺害の際に使われた凶器や遺体の髪の毛などが大量に展示されている。霊感がなくても気分が悪くなることは請け合いだ。さらに米軍が母親100人、子供400人を生きたまま燃やして殺害したとされるコンクリート小屋もそのまま保存されており、どんなに夏場でも中に入るとヒンヤリとする。
2. 妙香山、金剛山と金縛り
宿泊客の証言によると夜、ベッドに横たわっていると金縛りになり、天井に大勢の人間が行進していったという。ちなみに金日成主席はこのホテルで心臓発作を起こし、搬送先で亡くなった。金剛山のホテルでは、部屋に兵士の霊が出現して話しかけてきたという証言あり。
3. 白頭山ゲリラ野営地とイエティ
抗日パルチザンの戦闘場となった白頭山の密林地帯は、今もゲリラ戦に使われた小屋や洞穴などが残っている。霊感の強い人曰く「人の霊魂だけでなく、超自然的な得体の知れないものがいる」という。白頭山のふもとに敷設された広大な広場で、周囲の原生林が風に揺られて一斉にザワザワと音を奏でる光景は確かに荘厳を通りこして奇妙な圧迫感がある。ちなみに山頂のカルデラ湖「天池」ではイエティのような未確認生物の目撃情報も。
某オカルト研究家によると世界各国にミディアム(霊能力者)は存在し、その国の霊的バランスをとる役割を担っているという。北朝鮮にもミディアムがいるとすれば、彼らの影の活動によって成仏できない霊魂が浄化される日が来るかもしれない。
(取材・文/安宿緑)
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