マレーシア航空機、シベリアの陥没穴…2014年に解決しなかった世界の謎13
●ますます広がる宇宙の謎? 太陽系外で月と似た性質の衛星発見
昨年話題となった宇宙に関わるニュースのなかでも一番の謎はやはりこの太陽系外での月と似た衛星の発見についてだろう。科学者たちの研究によると、重力マイクロレンズを使用した観察で、太陽系の外にある惑星の周囲を公転している衛星を発見したというのだ。この衛星は「Alien Moon (=エイリアンムーン)」と呼ばれ、発見から間もない今、さらなる探索が必要と考えられている。
●ストーンヘンジの地下に眠る過去の遺跡? 地下マッピングの行方
言わずと知れたイギリスの古代遺跡、ストーンヘンジ。このそびえたつ巨大な石の遺跡だけでも、道具や技術に乏しかった当時の建設方法には多くの謎が残っているのだが、昨年行われた調査によって、実はこの遺跡の地下にはさらなる遺跡があったのでは…、との見解に至っているようだ。昨年の調査で実施されたのが「地下マッピング」という方法で、宝さがしのダウジングのように地下に埋まっている物体のおおまかなディティールを把握し、その結果ストーンヘンジの地下には神社や古墳、深い穴やその他不明なモニュメントなどの形跡が、それも数千もの数におよんで眠っているというのだ。それまでの研究では、ストーンヘンジは独立した構造であると考えられていただけに、この発見は関係者らを騒然とさせたようだ。
●背景には何が? ソニー・ピクチャーズへのサイバー攻撃
まだ記憶に新しいこの事件。映画配給会社の米ソニー・ピクチャーズは、北朝鮮からとみられるハッキング攻撃によって企業機密事項を含む多数のファイルや公開予定の映画のキャンセルを余技なくされた。FBIは北朝鮮政府に対しこの行為を非難するコメントを寄せており、関係各所からもこの行為には厳しい視線が向けられているようだ。一方でネットセキュリティの専門家たちの間にこのハッキングが北朝鮮によるものという確固たる証拠がない、という意見があるのも事実。というのも、このハッカー攻撃の拠点をさかのぼると北朝鮮にたどり着きはするものの、そもそも北朝鮮のインターネットは基本的に外部の企業から提供されている(今回の場合はタイ)からだ。
●行方不明の生徒はどこに? 43人の学生が消えたメキシコのミステリー
昨年9月下旬のこと、メキシコの首都から南に200キロの位置にあるイグアラ市の大学に通うおよそ43人の生徒が忽然と姿を消していた。これは、市長の汚職に反対するデモに参加した学生で、バスに乗っていたところをいきなり警察官に銃撃され、そのまま消息を絶ったというのだ。この銃撃を命令したのはなんと市長で、本人と市長の妻は逮捕されているものの、依然として学生43人の行方・遺体は確認されていない。
●なぜ? ネブラスカの田舎町を襲った強力な2つの竜巻
昨年6月、アメリカ・ネブラスカ州にある小さな町、ピルジャーで強烈な竜巻が同時に2つも発生し、2人の死者、20人以上もの重軽傷者を出した。2つの竜巻はそれぞれが風速320kmを超える非常に強大なもので、稀にみる異常気象として記録された。この竜巻による被害はNASAの衛星からも確認できるほどの大きな傷跡を残している。そもそも竜巻という現象自体いまだ解明されていない部分が多く、専門家たちにもわからない発生原因や予兆などは多いのだ。
●ロシアのもの? スウェーデンの海域に潜んでいたステルス潜水艦
スウェーデン軍の職員は昨年10月、「首都ストックホルム近海に不審な潜水艦が潜んでいるのではないか」との指摘をしていた。しかし、ストックホルム周辺のほぼ全ての海域をくまなく捜索するもその姿を確認することができなかったのだそうだ。存在を指摘していた職員らはロシアのものだと主張していたそうだが、依然として不明のままだ。
目を疑うような凄惨な事件や原因不明な事故の数々。正確な調査・研究を経た上で正しい決断が下され真相が明らかになるまで、もうしばらく謎は謎のままであるのかも知れない。しかし大切なことは、人々が興味をもち続け、忘れないことだろう。
参考:「Science」ほか
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2024.10.02 20:00心霊マレーシア航空機、シベリアの陥没穴…2014年に解決しなかった世界の謎13のページです。噴火、テロ、失踪、未解決、マレーシア、シベリア、ODACHIN、陥没などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで