希少性はペヤング以上! 日本人が熱狂した食べもの5品!
昨年12月、ゴキブリの混入が発覚し、製造販売を中止していたまるか食品は「ペヤングソースやきそば」を8日から関東7都県で販売再開した。
「ペヤングソースやきそば」の復活を待ち焦がれていた人は多く、一部店舗ではフライング販売が行われたほか、8日になった瞬間(深夜12時を回ったころ)に販売を開始したところも。現在、同社は予想をはるかに上回る注文を受け、24時間体制で製造しているという。その人気ぶりがうかがえるが、過去にも食べ物をめぐって、さまざまな狂騒曲が繰り広げられた。中でも印象的だった出来事を、いくつか紹介しよう。
■吉野家の牛丼販売中止(2004年)
04年、BSE発生によりアメリカからの米国産牛肉の輸入禁止となると、「吉野家」は牛丼の販売中止を決めた。販売最終日となった2月10日には、食べ納めをする人たちで行列ができた。販売中止は長期間にわたって続いたが、翌05年2月11日には材料を確保し、1日限定の牛丼復活が行われた。その時にも牛丼を求める人たちが詰めかけた。
■池袋大勝軒の一時閉店(2007年)
つけ麺の名店として知られる「池袋大勝軒」の創業者である山岸一雄氏が今年4月に亡くなった折には、追悼の意味を込め、長い行列ができた。しかし、大勝軒の行列伝説はこれだけにとどまらない。かねてから、2時間待ちはザラであり、07年の一時閉店時には、なんと「9時間待ち」の行列ができたことも。
■赤福の販売再開(2008年)
三重県を代表する和菓子の「赤福」は、2007年に消費期限、製造日、原材料などの偽装問題が発覚し営業停止に。翌08年2月に営業が再開されると、「赤福」を求める多くのファンが並んだ。さらに、昔からの恒例となっている毎月1日の「朔日餅」販売日には、1500人の行列ができるという。
■タコベルの日本上陸(2015年)
今年4月、アメリカ発のファーストフードチェーン店「タコベル」が渋谷にオープンした際には、200名を超す行列ができた。ハンバーガーなどに使用されるバンズの代わりにトルティーヤを使用するという斬新さも話題性につながった。
■鳥取県初のスターバックスオープン(2015年)
今年5月、コーヒーチェーン店の「スターバックスコーヒー」が、日本で唯一進出していなかった鳥取県に1号店をオープンした時に、1000人を超える行列ができたことは記憶に新しい。コーヒーだけでなく、スタバ名物の限定タンブラーを求める人たちも多く並び、行列は最大で7時間待ちとなった。ネット上では、「隣の島根県のスタバなら車で2時間で行ける」といったツッコミも見られた。
こうして見ると、日本人の新しいもの好き、B級グルメ好きの傾向が垣間見える。次なる行列伝説はどのようなものとなるか期待したい。
(文=平田宏利)
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2024.10.02 20:00心霊希少性はペヤング以上! 日本人が熱狂した食べもの5品!のページです。平田宏利、ペヤングなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで