
(C)Ralph Mirebs(ラルフ・ミレーブズ)

(C)Ralph Mirebs(ラルフ・ミレーブズ)
――また、アピールポイントがありましたら教えて下さい。
関口氏:ソ連版スペースシャトル「ブラン」の1号機は、格納庫ごと崩壊しています。本書で紹介しているブラン「1.02」は計画中止で製作を放棄されたものの、9割方完成した、当時のソ連の宇宙開発を知る貴重な資料でもあります。
また、ブラン「1.02」の前にもう1機ある機体は、テスト用のフルスケールモデルです。この2機が並ぶ姿は圧巻です! さらに、「エネルギアM」という打ち上げロケットも格納庫に入ったまま廃墟と化してますが、こちらも神々しいぐらいに神秘的な様相となっています。