(C)Ralph Mirebs(ラルフ・ミレーブズ)
――読者に一言メッセージをお願いします。
関口氏:国王が入れ込んで国が傾くほど美しい女性を「傾城」と言いますが、旧ソ連にとっては国が傾くほど入れ込んだのは軍備増強です。
そして軍備増強と密接な関わりがあったのが宇宙開発です。膨大な予算をつぎ込んで造られながら、ソ連崩壊で見捨てられた有翼の宇宙船とロケットの、物悲しくも美しい姿をぜひご覧いただけるとうれしいです。米国は戦略防衛構想、いわゆる「スターウォーズ計画」でスペースシャトルを開発していきました。ソ連も対抗して、似て非なる宇宙船を建造していたのですが、ソ連版シャトルもやはり『スター・ウォーズ』を彷彿とさせるものがあります。見てワクワクする写真集となっています。
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