この超難問が解けるか?「宇宙人から届いたバイナリデータ」を学者が公開、解読合戦勃発!
■延々と並ぶ0と1に法則性は?
では、以下のページから肝心の問題を見てみよう。
・ http://www2.mps.mpg.de/homes/heller/downloads/files/SETI_message.txt
画面に映し出されるのは、延々と広がる膨大な1と0の海だ。ざっとスクロールしてみると一定の法則性があるようにも思えるが、何を示しているのかまでは検討もつかない。ここに宇宙人の身長や平均寿命が本当に記されているのか疑いたくなるレベル、まさに古今東西の名探偵たちもびっくりの超難題であることは間違いないだろう。
■超難題を公開した真意は?
もっとも、前述のとおり今回のバイナリデータは実際に宇宙人から送信されたものではなく、ヘラー博士が創作したものである可能性が高い。とはいえこれは「本当に宇宙人から信号が届いたら、こんなものよりずっと難解なのだ」という博士からのメッセージであると受け取ることもできるだろう。
さらに先月、博士は学術誌「Astrobiology」(宇宙生物学)上で発表した論文において、次のように訴えている。
「地球外生命探査とは、膨大な観察時間を必要とするものです」
「探査の対象を、もっと(私たちが出会える可能性が高いものに)絞らなければならない」
どうやら、地球外生命探査という果てしなく続く研究に人々の注目・関心を集め、スピードアップを図りたいとの思いも見え隠れする。また博士は、難題を通して人々がつながり、叡智を結集しようとする行為そのものに意義を見出している可能性もありそうだ。
いずれにしても、海外のネットユーザーたちの間では、すでにこの超難題をどうにか解き明かそうと、さまざまな試みが始まっている。ツイッターやフェイスブックを通じてコミュニティも形成され、さながら解読合戦の様相を呈してきているようだ。「我こそは」というトカナ読者も、このレースにぜひとも参加し、解読一番乗りを目指していただきたい。
(編集部)
参考:「René Heller」、「.Mic」、「The Daily Mail」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊この超難問が解けるか?「宇宙人から届いたバイナリデータ」を学者が公開、解読合戦勃発!のページです。宇宙人、暗号、SETI、マックス・プランク研究所などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで