「3回連続無罪」を勝ち取った最強弁護士インタビュー
確率わずか0.009%の“3回連続無罪”を勝ち取った“最強弁護士”高橋裕樹「勝負をかけるときは赤パンツ」(インタビュー)
■誰よりも事件に詳しい存在でいなければいけない
――では、ここからが核心部分なのですが、約0.009%の確率という今回の偉業を達成できた理由について、ご自身ではどのように考えていますか? 何かコツのようなものがあるのでしょうか?
高橋 刑事事件というのは、検事の方は当然有罪だと思って裁判に臨んでいますし、僕ら弁護士は無罪だと思っているわけですから、どっちに転ぶか分からない訳ですが、基本的には検察官が用意した土俵の上での戦いになってしまうので、有罪率99.79%という確率になってしまうのです。コツはというと、やはり本人からしっかりと話を聞くことですかね。それから、僕の疑問については全部相手にぶつけて、解消しておくということが大事だと思います。

――最初に被疑者に会った時、直感的に無罪かどうか分かるものなのですか?
高橋 被疑者に最初に会う段階では、正直どちらかわかりません。というのもその段階では、僕ら弁護士は証拠や検察が取った調書を見ることができないんですよ。僕らがそれらを見ることができるのは、裁判になってからです。ですから、捜査が行われている20日くらいの間、僕らは本人から徹底的に話を聴きます。そして、頭の中に事件のストーリーを思い描ける状態で起訴後の裁判に臨みます。その後、裁判で出された証拠にストーリーと矛盾するおかしな点があれば、すべて本人にぶつけるという作業を行っていきます。
――被疑者との面会は、だいたいどのくらい行うものなのですか? またその際、高橋弁護士が心懸けていることを教えてください。
高橋 裁判を迎えるまでに10回以上の面会は必ずしています。そこで、その人のパーソナリティや、事件についての認識を把握します。心懸けとしては、法廷にいる人の中で、誰よりも僕が事件について知っているという状況で裁判に臨むようにしています。
■勝負の時は“赤パンツ”
――つまり、担当している事件に一番詳しい存在でいることが大切であると。しかしそれにしても、3回連続無罪を勝ち取ったというのは驚異的です。もちろん実力もあると思うのですが、「乗ってるな」「ツキが回ってきているな」など、そういった感覚はあるのでしょうか?
高橋 もちろんそれはあります。実力がある人っていうのは、いくらでもいると思うんですよ。今回は、僕が「絶対無罪だ」と確信を抱いて裁判に臨める事件が3件続いたという多少ラッキーな側面もあるんですよね。担当する事件によっては、「こいつ絶対やってるな」と思うこともありますし、僕自身が騙されてることもあるんですが、今回の3件は完全にこちら側の主張に利があると確信していました。しかも、3件目に関しては、何ひとつ犯罪が成立していない完全無罪で国に帰すことができましたし、そういう意味で“乗ってる”感覚は自分自身も感じます。
――ちなみに、過去に日本で3件連続無罪という前例はあるのでしょうか?
高橋 過去のすべてに関して把握してはいませんが、裁判員裁判が始まってからは、ないと思います。もちろん、無罪を勝ち取るケースだけでもそんなに多くないですし、裁判員裁判で3件連続無罪は、僕が初めてのはずです。
――お仕事をするうえで、願掛けや、ゲンを担ぐことはありますか?
高橋 今年に入ってからは、勝負の時は絶対赤いパンツを履いています!
――今年からですか! それは、赤いパンツの効果が出ているということですね!?
高橋 パンツがどれだけ効いているかは、正直なんとも言えないですけど、あるかもしれません。今年の初めに「申年は赤いパンツを履くのがいい」というのをどこかで見てから始めました。やっぱり、赤いパンツって気合を入れるという意味でわかりやすいじゃないですか。特に1件目の事件では人が亡くなっている訳ですから、法廷に入ったら僕ら弁護人も遺族から敵視されるんですよ。でも、そういう時でも凛と振舞わなければいけませんし、気持ちを強く持っていることが大事ですからね。
■その場を制する雰囲気も必要
――やはり、弁護士にとってオーラはとりわけ重要でしょうか? 裁判での立ち振る舞いや、雰囲気はどのぐらい判決に影響するのでしょうか?
高橋 裁判って、人の人生や命の懸かったプレゼンテーションだと僕は思っているので、そこでの振る舞いがショボければ、結局誰も説得できないし、最終的に無罪の票を投じてもらえません。それをオーラと呼べるのかはわかりませんが、立ち振る舞いや言葉のチョイス、話の間といったことにはとても気を使っています。
――特に裁判員裁判では法律の素人が相手ですし、裁判員に与える印象というのは大きそうですよね。
高橋 そうですね。検察は国家権力ですから、裁判員たちに“国家権力 対 中小企業”のような印象を持たれたら、スタートから負けてしまいますから。

――裁判での余裕ある立ち振る舞いは、一朝一夕でできるものではないと思うのですが、誰かを参考にしたりするものなのですか?
高橋 僕には参考にした先輩がいますよ。弁護士になりたての頃、ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士–』(TBS系)の監修にも加わっている弁護士に教わったんです。検察官も全然太刀打ちできないような、場を制する雰囲気はスゴかったですね。
ここまで、法曹界で話題の超敏腕弁護士は、弁護士としての能力はもちろんのこと、願掛けやゲン担ぎなども決して手を抜かない“とにかく熱い漢”である実像が明らかになった。続くインタビュー第2回では、ついにあの市橋受刑者とのエピソードが語られる!
(坂井学)
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