【チビるレベル】超話題のVRアトラクション「ゾンビサバイバル」を体験したら脳が崩壊した!! 現実の“脆さ”が露呈した究極トリップ体験!
■「VR生き人形の間」
「VR生き人形の間」は、最新VRを使用したホラーアトラクション。舞台は幼くして亡くなった子供たちを人形と共に供養する「人形寺」。プレイヤーは、封印された「人形の間」で人形を供養する儀式に参加する。
こちらのVRは、一般のお客さん6名と一緒に体験することになった。夏休み中のホラーアトラクションということもあり、トカナ編集部を除いて皆カップルだった。そこらへんのビックリ系お化け屋敷とは恐怖の質が違うので、カップルや家族連れには正直なところヤバそうだが……。
まず、受付で巫女姿のスタッフにお祓いを受けるが、ずらっと並んでいるお客さんの前でこれは若干恥ずかしい。それから、赤い照明が灯った小部屋に通され、物語のあらすじを聞いた後、善光寺の戒壇を彷彿とさせる暗い細道を進むと「生き人形の間」に到着。空間に階層を設けることによって、非日常を演出するとは凝った演出、掴みはバッチリだ。
まず部屋に入ると目につくのが、部屋の奥に鎮座する等身大の「生き人形」。この時点で女性参加者から軽い悲鳴が上がった。しかし、より注目すべきは部屋をぐるりと囲むように置かれた本物の日本人形。一応お祓い済みとのことだが、その光景は不気味そのものだった。
席につきゴーグルとヘッドフォンを装着すると、いよいよストーリーが始まる。内容を詳しく書くことはできないが、新体験のホラーアトラクションであったことは間違いない。ZERO LATENCY VRと同じく没入感も半端じゃないが、最近話題の4DXシステムのような仕掛けが随所に仕掛けられているため、映像だけでなく全身で恐怖を感じることができた。また、VRの特徴も存分に生かされており、周囲を歩くキャラクターを360度追うこともできる。
プレイ中、とくに女性参加者の悲鳴が凄まじく、装着しているヘッドフォンからVR上の声が聞こえているかと思ったほどだ。試しにヘッドフォンを外してみたら、しっかり参加者が絶叫しているではないか。中にはすっかり恐怖してしまい、過呼吸のように息を荒くする方も。
スタッフによると、あまりにも怖いためアンケートに「もう二度と来ない!」と書かれることも少なくないそうだ。確かにそれだけのリアリティがあった。現実ではないし、自分が傷つけられることはありえないと知っていても、脳は全力で危険信号を発していた。
通常のお化け屋敷では、仕掛けに一瞬驚きはするが、それが偽物だとわかるとすぐに“冷めて”しまう。その冷めをなるべく先延ばしするために、休むことなく次々と仕掛けが用意されている。しかし、「VR生き人形の間」は完全にその世界に入り込むことができ、現実に引き戻される瞬間がないため、冷めることが無かったのが画期的だ。これはVRでなければできない体験だろう。
ただ唯一の不満点は、プレイ時間の短さだ。体感では5分ほどのように感じた。時間を忘れるほど夢中だったのかもしれないが、本当にあっという間だった。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊深夜のパチンコ屋にうつむきながら入っていく謎の男達と不思議な警察官【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.09.18 20:00心霊【チビるレベル】超話題のVRアトラクション「ゾンビサバイバル」を体験したら脳が崩壊した!! 現実の“脆さ”が露呈した究極トリップ体験!のページです。人形、ホラー、ゾンビ、アトラクション、VR、東京ジョイポリスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで