ついに閉鎖した元少年Aホームページ! 今、“信者”を獲得した彼の不穏な動きとは?
あの元少年Aは今、どこで何をしているのか――。ご存知、1997年の神戸連続児童殺傷事件の犯人。事件後しばらく鳴りを潜めていたが、昨年6月に突如、手記「絶歌」(太田出版)を出版し、その是非を巡って社会的な議論となった。同書では犯行当時のAの心境が生々しく記されているが、自己顕示欲が垣間見える文体は読んでいて心地よいものではなかった。Aは「絶歌」のヒットで数千万円の印税を手にし、「存在の耐えられない透明さ」なるホームページを開設。ギャラリーコーナーでは顔を布で覆い、鍛え上げられた肉体美を披露したり、気持ち悪いだけのナメクジアートを公開したり…。そんな絶頂期のAを奈落に叩き落としたのが、破竹の勢いを続ける「週刊文春」(文藝春秋)だった。
2月18日発売号でAの直撃取材に成功。目線付きながら計4枚の近影写真を掲載した。ネット上では97年の事件時に流出した幼少期のAの写真の目の部分をくり抜き、文春写真に合成。文春記者によると、そのクオリティは現在のAとほぼ同一と言っていいという。
もう1つ衝撃的だったのが、Aと文春記者の緊迫したバトル。身元を特定されたAは逆上し、文春記者の腕をつかみ「命がけで来てんだよな!?」「顔と名前覚えたぞ!!」と凄んだ。
「百戦錬磨の文春記者も身の危険を感じ、本当に恐怖したそうです。なにせAは1度見たものを脳にインプットできる能力があるといわれている。取材記者は『絶対に覚えられたわぁ』と嘆いていたそうです」(関係者)。
文春報道以降、Aの近況は伝わって来ない。ホームページも先月、ひっそりと閉鎖された。
「現在、Aの動向を把握しているのは警察と一部の医療関係者のみ。それまで住んでいた足立区からは引越し、現在は関東圏を渡り歩いているようだ。定職には就いていない」(事情通)。
警察サイドは再びAが事件を起こす可能性は低いと判断しているようだが、気掛かりな点もある。
「閉鎖されたAのホームページにはメーリングフォームがあった。そこからAと個人的にやりとりしている連中がいる。彼らはAの考えに共感する、いわば“信者”。それが何人いるか、正確な数字は当局も把握できていない」(同)。
不穏な空気は漂い続けている。
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