クリスマス直前にM10超の巨大地震で地球滅亡か!? ガンマ線放射「マグネター星震」が直撃の危機?
今月7日、インドネシア西部のアチェ州でM6.5の地震が発生し、100人以上が死亡、家を失った数万人の被災者は現在もシェルター生活を余儀なくされている。遠いインドネシアを襲った最悪の自然災害であるが、我々日本人も決して安心してはいられない。なんと、今回インドネシアで発生した地震はさらなる大災害の予兆に過ぎないかもしれないというのだ!
■大地震と津波を引き起こす「マグネター星震」
海外オルタナティブニュースサイトなどによると、今月24日のクリスマス・イブにM10以上の超巨大地震を引き起こすといわれる「マグネター星震(magnetar starquake)」が発生する可能性が極めて高いという。聞きなれない単語に困惑する読者がいるかもしれないので、まずは「マグネター星震」について解説していこう。
なんともSFチックな名称だが、「マグネター星震」とは、超新星爆発によって生まれる超高密度の天体「マグネター」が引き起こす天文現象を指すれっきとした天文学用語である。現在まで銀河系には20以上のマグネターが存在することが分かっている。それらの天体外層に突然変異が生じると「星震」と呼ばれる、大量のガンマ線放射が起こる。
マグネター星震の発生要因や具体的な影響はまだまだ研究段階だが、今回話題となっているのは、星震と地球上の地震の間に見られる奇妙な相関関係である。2004年に発生したスマトラ島沖地震を覚えている読者も多いと思うが、実はこの地震こそマグネター星震と関係があったという。
2004年12月26日、M9.1の大地震がスマトラ島北西沖のインド洋で発生し、死者20万人以上を出す大災害となったが、実はその翌日に「マグネター星震」が観測されていたというのだ。このことからすぐ、これら2つの現象に因果関係があるとは断言できないが、何らかのかたちで相関している可能性があると考えられている。さらに、この相関関係は周期的に繰り返されているというのだ。
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