小惑星「2015 BN509」が地球と再接近してガチ衝突へ!? NASAにはデータも対策も不足、超ヤバい事態!
■衝突の可能性がある小惑星の80%は予測不可能
NASAでは「Scout」と呼ばれる小惑星の早期衝突警告システムを導入し、小惑星を新たに発見した場合、その大きさや軌道を10分程度で判断できるとしている。しかし、安心することはできない。
このScoutを運営しているジェット推進研究所(JPL)のポール・コーダス氏によれば、望遠鏡で最初に発見された動く物体は、ただの「点」でしかないとのことである。それがどのように動き、どれくらい離れていて、どれくらいの大きさであるかを判断するには観察が不可欠であり、より多くの観察結果こそが正しい小惑星の状況を導き出す唯一の方法だと語っている。ただし、本当の危険に直面したケースを想定した場合には、「その観察の時間さえもないというのが現状である」とも発言している。
現在NASAは、地球に衝突する可能性がある小惑星のリストを作成しているが、「2015 BN509」と同サイズの小惑星のうち実に80%が現在地と軌道を確定できずにいるという。ある朝突然、異常接近した小惑星が発見されて、命知らずのヒーローが単独宇宙船に乗り込んで破壊してくれる――そんな映画のような物語も、絶対にあり得ないフィクションとは言い切れない時代になってきたのかもしれない。
(文=高夏五道)
参考:「Express」、ほか
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