国際宇宙ステーションが2機の小型UFOと巨大“葉巻型”母艦を激撮?専門家「明らかにNASAが画質を落としている」

■龍の傍に存在する玉とは!?

 今回の映像に捉えられた、細長く巨大な発光体と2つの小型発光体の正体については、さまざまな見方が可能でありハッキリしたことはわからない。ただ、これを見て想起されることがある。高橋克彦氏の小説『竜の柩』だ。この物語では、現在も世界中に残る古代の遺跡や神話をもとに、世界各地の神々とは宇宙人に他ならず、その神々は“龍の一族”と“牡牛の一族”という2つの派閥に分かれて争っていたことが解き明かされていく。いわば宇宙人の代理戦争が古代の地球で繰り広げられていたというのだ。そして、主人公たちはその歴史を目の当たりにすることになる……。

 なぜこの壮大なSFミステリー小説が思い出されたかというと、小説内で「龍と玉」について触れられているからだ。西洋では退治されるべき悪魔、東洋では聖なる存在と畏れ敬われてきた龍は、中国や東南アジア、そして日本では玉とワンセットになって伝承されている。龍の脇に、光り輝く玉が描かれた古い絵画や、龍が玉を咥えた寺院彫刻など、龍の傍にはなぜか玉が存在するのだ。

国際宇宙ステーションが2機の小型UFOと巨大葉巻型母艦を激撮?専門家「明らかにNASAが画質を落としている」の画像3画像は「Wikipedia」より引用

 この小説内で、龍とは神、つまり高度な文明を携えて地上に降臨する宇宙人が乗っていたロケット型の乗り物ではないか、という推理が示されている。古代の人々は、知恵と文化を授けてくれる宇宙人とともに、その乗り物をも龍と呼び崇めていたのだろう。そして、玉は母艦である龍から出てきた小型UFOではないか――というわけだ。

 もちろん、これは仮説をもとにしたエンターテイメントであるが、膨大な論証をもとに練り上げられた本作は、荒唐無稽な話と一蹴できない説得力を持っている。今回、報告されたISSが捉えた映像の、“巨大な母艦と小型機”という組み合わせが、『竜の柩』の「龍=ロケット型母艦、玉=小型UFO」説を想起させるのだ。

 もちろん、先にも述べた通り不鮮明な映像では、発光体が本当にUFOなのか、それともNASAが語るように反射した光なのか判別できない。ただし、超巨大葉巻型UFOであるならば、それは古代人が恐れおののいた“龍”であり、搭乗している宇宙人こそ我々に知恵を授けてくれた“神”かもしれないのだ。
(坂井学)


参考:「Daily Mail」、「Mirror」、『竜の柩』(高橋克彦著、祥伝社)、ほか

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竜の柩(1)

日本発の古代宇宙飛行士説

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