トランプ政権が注目する「タバコ復活」と「デブ放置」政策! 驚きの最終結論とは?
アメリカの政権中枢に近い、さる情報筋から聞いた確度の高い情報を、わたくし王山覚が今回はお話ししたい。
アメリカ政治の二大勢力とは「リベラル」と「保守」だ。といってもそれほど難しい話ではない。「あたらしい制度や仕組みのほうがいい」と考える人たちがリベラルで、「昔のやり方のほうがいい」と考えるひとたちが保守だ。歴代政権ではクリントン大統領、オバマ大統領の民主党が「リベラル」で、ブッシュ大統領、トランプ大統領の共和党が「保守」だ。
つまり今、アメリカの政治は「昔のやり方のほうがいい」という考え方に大きく舵を切っている。キーワードは「Make America great again!(アメリカをふたたび偉大な国にする)」。トランプ氏の理想は1960年代、つまり50年前のアメリカの豊かさと強さなのである。具体的なイメージは映画に登場するジョン・ウェインが演じた“タフで強い白人”。これはトランプ青年がスクリーンの中に見たアメリカの理想像でもある。
そして今、トランプ政権の閣僚たちはボスの理想とする「強いアメリカ」の世界をどう再現するか、その政策を練り始めているという。そこでまず着手したのが、「その頃と今で何がどう違っているのか?」の分析だ。
■今と昔、何が変わった?
「何もかも変わってしまったじゃないか」と素人なら途方にくれるところだが、さすがは米国政権の中枢に集まるベスト・アンド・ブライテスト(最も優れた頭脳集団)たちだ。あっという間に「古きよきアメリカを復活させる」ための「実現可能なゴール」と、そこにたどり着く「ふたつの着眼点」をまとめてきたという。
●スローガン/おおらかさと自身を取り戻す
古きよきアメリカに近づくためにめざすゴールは「おおらかで自信に満ちた社会」である。それに比べて今は誰もが「細かいアラを探してネット上でチクリ合う陰湿な社会」だ。アメリカ政府はここをまず変えていくことにしたようだ。
なにしろ1960年代のアメリカでは政治家が「プッシーをわし掴み」にしても誰も何も問題視しなかった。かのケネディ大統領など暗殺される直前までプレイボーイでマリリン・モンロー以外にも多くの女性と浮き名を流しつづけたものだ。ところが、リベラルの政権が続いた結果、細かい問題で政治家が糾弾されるように社会は変化した。リベラルのホープだったクリントン大統領は政治面で数々のグレートな業績を残したにもかかわらず、国民が覚えているのは「ホワイトハウスで不倫をした大統領」という記憶だけだ。
トランプ大統領も選挙期間中に、以前テレビ番組の中で「プッシーをわし掴みにする」というエロ話を披露したことが問題視されたのだが、それがきっかけで、「こういったことを問題にする社会こそが問題なのではないか」とアメリカの保守勢力は考えるようになったそうだ。
国民が自信を失いおおらかさを失った今、おおらかで自信に満ちた社会を取り戻すためにはどうすればいいのか? アメリカの頭脳たちは1960年代と2017年についてふたつの差が重要だという結論に至ったようだ。
1、「自信のない社会が生まれた理由はデブが増えたことではないか?」
2、「おおらかな社会が失われたのはタバコを吸う男が減ったせいではないか?」
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