両脚を失った農夫の不屈の人生! 家族を養い、看病し、炊事洗濯まで…全人民が感動した“シーさんの実話”とは?
これは両脚を失った1人の農夫が40年以上も家族を支えてきた記録である――。
■19歳の時に事故で両脚を失う
中国のシー・ティアンジェンさんはわずか19歳の時に事故で両脚を失った。しかし彼は楽観的、かつ現実的にこの悲劇に立ち向かった。そしてシーさんは現在60歳だが、両手だけを使って40年以上も畑で働き続けてきた。また驚くことに、そのような身体でありながら、シーさんは家族の中でたった1人の稼ぎ手として家族を支えてきたのだ。

シーさんは事故の後しばらくは、ベッドから起きたり、トイレに行くような簡単な動作も1人では不可能だった。しかし彼は軍手をはめ、手を使って動き回る術を学び、再び自由を勝ち取った。
ところが悲劇はまたシーさん家族を襲った。1986年にシーさんの父親が亡くなったが、もともと母親は病弱で、兄は精神的な障がいを持つために働くことができなかった。彼らは家で一緒に暮らすために、シーさんの稼ぎに頼ることになったのだ。
そこでシーさんは、さらに弱くなってしまった母親に代わって、畑を耕したり除草作業を引き受けた。そして畑仕事のみならず、家では料理と洗濯も彼の仕事になったという。

その後、母親は2006年に亡くなり、兄もその9年後に亡くなった。彼らが亡くなった後、シーさんはいとこの家に来るよう誘われたが、シーさんは1人で自由に暮らすことを選び、現在も1人暮らしである。

■多くの人々が前向きな生き方を称賛
シーさんの物語は中国のウェイボーなどのソーシャルメディアで報じられ、多くの人々が彼の前向きな生き方を称賛した。
ネットユーザーの1人は「政府はもっとシーさんに補助金を多く払えないのか?」 と書き、 別のユーザーは「この年取った男性を見ると、自分たちがもっと一生懸命働けない理由は何もないと気づいた」とコメントした。そしてあるユーザーはこう書いている。「自分たちは人生について、何か文句を言う必要があるだろうか?」

最近は海外旅行先での「爆買い」など物質至上主義的イメージが色濃い中国であるが、それに相反するようにシーさんはまるで仙人だ。自分の障がいだけで十分につらい状況であるのに、家族を40年以上も経済的に支えてきたというのだから、ただただ敬服するばかりである。このニュースが報じられたことによって、シーさんの生活が少しでも楽になることを願ってやまない。
参考:「Daily Mail」、ほか
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